2006年11月06日(月)
 

空に咲く満天の星を眺めるふりをして
空を眺める隣立つ人の横顔を盗み見る

裸眼の両目じゃ、小さな星粒は夜空に溶け込んで
わたしにはよく見えないけど
君がそんなに熱心に見ているんだから
きっときっときれいなんだろう

唇から白い空気が零れ落ちる
あの冬の夜はもう来ない
同じように星が夜空に瞬いても
レンズのおかげで、輝きをはっきりと目に捉えることができたとしても

同じ夜はもう二度と訪れない





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