言葉に出来ないものを言葉にしようとしてつまづいた子供のようにえんえん泣いた固まってしまった瞼はもう二度と開かないみんな知っている落とせなかった涙は頬を滑ってハンカチをぬらしたあなたはどこへ行くのみんな知らないなにも言葉にできないわたしは何も知らないけれど全部分かってる風が吹いた涼しい夜雨の跡線香の、におい