2003年11月14日(金) 002 階段
 

途中で立ち止まると
どちらが上なのか下なのか
とつぜん分からなくなる

上も下も
南も北も

君は、立ち止まることなく進んでいったのに

もう追いつけないと知りながら
タバコをふかして考える
この灰が落ちるころには
また歩きだそう

今度は迷わないようゆっくりと
もうふたりは会えないだろう

君はきっと
迷いも
戻りもしないから





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