Makkie!の日記
DiaryINDEXpastwill


2004年04月19日(月) イラク人質問題について語ってみる

僕は高校時代、山岳部だった。

後輩が遭難したとき、自分達の危険は承知のうえで、みんなで捜索する。
僕の友人は一人で捜索しに行き、彼も遭難しかけた。
その時は幸い、全員無事だったのだが、誰も捜索に行った彼を責めなかった。
仲間を助けたいという思いはみな同じだ。
救助しに行った彼を、僕は心から尊敬する。

しかし、今の日本では、危険を冒して遭難者を救助しに行く事は、悪い事のように言われている。



イラクに行き拘束された中のひとり、今井君は、実に身近な人物であった。
無事、日本に帰ってきた。とても嬉しく思う。

しかし、許せないのは日本の大バカモノだ。
彼らのいるホテルの周りをウヨがウヨウヨ。
テレビなどでは、危険地帯に勝手に行った愚か者的報道が多い。

大抵の人は、テレビのコメンテーターの言った事を自分の考えとしてしまう。
で、無事に帰ってきた人物の自宅に嫌がらせの手紙を送りつける。
2ちゃんで住所が書かれていた為、実に大量の御馬鹿な手紙が届いたそうだ。
世も末。


もともと、遭難者を生みだしたのはアメリカ。
その遭難者を救助に行った人間に対して自己責任だと言い、
アメリカを応援し続けている。

邦人を守るのが国家の責務であると信ずるが、
自衛隊を送り、日本をテロの対象国とさせ、国民を危険に晒しておきながら、
無事帰国した人間に対し、「てめー勝手に行ったんだから金払えやゴルァ!」
というのは矛盾していると、僕は思う。

僕から言わせれば、
「てめー勝手に俺の税金使って自衛隊送ったんだから金返せやゴルァ!」
と言いたい。

山岳部の友人同様、帰国した人たちを誇りに思うのです。


Makkie! |MAILHomePage

My追加