妹一家が４泊５日の海外旅行中、留守番してる猫の世話をしてくれと頼まれたんで、行ってきた。

　まあ、わしに頼まなくても、心配性のかーちゃんが最初の２日間行ってたんだけど。
　３日目（昨日）は、父の具合があまり良くなくて行けなかったらしいが。

　で、母の話では、行くと、一生懸命威嚇してきて、脚にねこぱんち繰り出していたそうなのだが。
　そんな事も全然無く。

　行った最初は２階に隠れていたのだが、「おじゃましまーす」だの「やっほー、しまちゃーん（猫の名前）」だの、独り言を延々言いながら居間に入って荷物置いてたら、にゃーにゃー鳴きながら下りてきた。
　ちらっとそっち見たら、目がまん丸で尻尾膨らみまくりだったので、とりあえず背中向けて無視のかっこうでフードの準備。一応、「にゃー」に対しては「にゃー」とか「はいはーい」とか適当に返事してたけど。

　２つ置いてあった水入れの水を取り替えて、元の場所に置いたら、寄ってきて手の匂いを嗅ぎだしたので、しばらく動きを止めて、気が済むのを待つ。
　で、１分くらいで気が済んだのか離れたんで、今度はトイレ掃除。
　普通に人間のトイレに流せるタイプなので、トイレ容器ごとトイレに持ち込んで（変な表現）、スコップで固まったおしっこやうんちを放り込んで流して振り向いたら、トイレのドアの影からじっとこっちを見ていた。目があったら「にゃー」と鳴いたんで「にゃー」と返事しておいて作業続行。
　掃除済ませたら姿が見えなくなってたんで、どーしたのかなと居間に戻ってみたら、わしの鞄をいっしょーけんめい調査していた。牛革だから気になったんかな。

　そんなこんなで約３０分。帰るときには、机の下でじっとこっち見てたんで、「じゃーねー」と手を振ってきた。

　何事もなくて（脱走の危険もあった）良かったけど、ねこぱんちで構って
くれなかったのはちょっと寂しい(笑)

新瀬