山下達郎のコンサート行ってきた。於中野サンプラザホール、６時３０分開演。３年と３２日ぶりである。＜細かい。
　ヤツ（失礼）のコンサートは長くて有名なので、５時３０分きっかりにダッシュで退社、中野駅前のケンタで腹ごしらえとトイレを済ませる。
　今回は、２２年前（１９８０年！）のライブを出来る限り再現するとかで、演奏されるのは、わしが彼に出会う前のもの中心だ。ってか、小中学校の頃はクラシック一辺倒（それも変か）だったから、そーゆー音楽聞かなかったのだ。
　クラシック以外のコンサートに滅多に行かないわしが、この人と中島みゆきのにだけは行く。理由はただ１つ。
　スタンディングがないか、あってもラスト１５分くらいだけ。
　ネックは、二人ともチケットが手に入りにくいって事だな……。

　それはともかく、ホールに入る。臨席の兄ちゃんがいきなりウンチク野郎で、連れに向かって延々と、「山下達郎の音楽について」語っていたのには参ったが、こういう理屈っぽい客も、彼ならアリか。本人が相当理屈っぽいしな。
　そして、コンサートは定刻通りに始まった。ちゅーか、始めないと、ホールそのものの終了時間（午後１０時）をオーバーしてしまうのだな。
　「SPARKLE」から始まって「Circustown」まで２３曲、アンコールで５曲。計２８曲を３時間１５分で演奏だ。長いって。しかも３年前は確か３時間だった気がすんだけど。９時３０分ちょい過ぎには会場の外にいたし。
　その間、休憩時間ほぼ無し。年配のファンは慣れたもんで、演奏の合間を狙ってトイレ中座したりする。わしはまだ、そこまでタイミング読めないなあ……。結局、終わってからダッシュしたさ。
　しかし、年々侘びしくなっていく頭と、それと戦っている（らしい）彼には涙を禁じ得ない。「３年前とほぼ変わってない」と豪語してたが、少なくとも３年前は、後ろを向いた時にカッパ状態じゃなかったはず……(T^T)。
　それにしても、歌えば歌うほど声が良くなっていくのは凄いよなあ。「最近声に体力がついて行かなくなった」と３年前も今回も（笑）言ってたが、ＭＣでは息切れしてるのに、歌い出すとそんなん微塵もなくなるもんなあ。歌に使う肺としゃべるのに使う肺が別なんじゃないだろうか。別腹ならぬ別肺。ありそう。＜無いって
　更に今回、パンフに「タツローくんスペシャル」があったのが嬉しかった（マニー）。「タツローくん」というのは、ファンクラブ会報（季刊）にとり・みきが描いている４コマ漫画のことだ。本当かどうか知らないが、「何処かに盗聴マイクとカメラ仕掛けてあるんじゃないか（山下達郎談）」ってくらい、彼の特徴が出てるらしい。
　そうだ、これ読む人で彼のコンサートこれから行く人がいるかどうか知らないが、パンフはコンサート終了後読むか、「タツローくんスペシャル」だけ後で読むように。基本がギャグなんで、ツボにはまると、わしのように演奏中思い出し笑いをこらえてじたばたする羽目になるよ〜。

新瀬