お告げ - 2002年09月02日(月) 覚醒まぎわの夢によく出てくる博士とその研究所にて。 今日は何かのケースというかカヴァーというか、研究中のブツのフォルムについてディスカッションが行われていた。 こう・・・角のところが重なっているように見えて 実は強固に一体化した形状と、ヌメリのある質感が、だな 微妙ですね 君ねぇ、その微妙っていうのは止めたまえ はぁ 不思議だの微妙だので済めば議論する必要はないのだよ はっ、おっしゃる通りです、博士 で、君にはどう見えているのかね えー、そうですね、あえて言うならば イカ・・・そう、イカのえらじゃなくって あれは頭っていうんでしょうか、三角の・・・ 8本! え? 8本って、それは足? 8本! 8本! だから、それは足・・・じゃなくってそれはタコ・・ ハッポン! ハッポン! だ・か・らぁ! それは・・・ ぱっぽー♪ ぱっぽー♪ ぱっぽー♪ ・・・・・・・ ん? 8時か。 頭上では律儀に時を告げた鳩が、時計の中へと戻って行った。 ずいぶん長い間一緒に暮らしている鳩時計。 その音にもすっかり馴染んでいて、枕元の壁に掛っていても時報に気付かないことの方が多かったりする。 でもごくたまに、目覚めるまぎわに「お告げ」風のリフレインに聞こえることがあって可笑しいのだ。 ...
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