ひとりびっち・R...びーち

 

 

“お” - 2002年03月11日(月)

 びーち家のとある夜。

 母はパソコンの前に、子は勉強机の前にそれぞれ座っている。
 そう、ついこの間まで、テスト週間だったのだ。 

 「おかーさん、フォルクスワーゲンの企業城下町(?)ってどこ?」

 「はぁ?」

 そんな、碁の日記を書いているところに、いきなり地理の問題を聞かれても・・・。

 「ブルクがつくらしいんだけどさぁ」

 「んなこと言っても、ドイツってブルクだらけじゃん」

 「検索、検索〜!」

 「ほい、ほ〜い、ぐっぐる、ぐっぐる〜(注1)」

 フォルクスワーゲン+本社所在地=ウォルフスブルク

 「で〜た〜よ〜♪」

 ふーむ、ネットって便利。
 テスト勉強のスタイルも変ったもんだ。

 「ところで今回、物理はどうなのさ」

 「楽勝、楽勝、ジュール(注2)さえ押さえておけばいいんだよね〜」

 「ジュールかぁ、なんとなくおフランスっぽい響きだね」

 「ジュジュヌ〜ル、ジュジュヌ〜ル、ゆ〜め〜♪(注3)」

 「そういえばさぁ、“お”がつくのってフランスだけか?」

 「そ、そういえば、おイギリスともおイタリアとも言わないね〜」

 「おドイツ・・・もないねぇ」

 「おオランダ・・・言いにく〜い」

 「ふーむ、やっぱり、フランスだけ特別ってことなのか?」

 「っていうか、日本人の偏見?」

 「おデンマーク」(これ、字面じゃ笑えないので、ぜひ口に出して言ってみてください)

 ・・・爆笑。

 「そ、それ、うまそう」

 「ダシは昆布ってか?」

 「冬場のセブンイレブンに入ったときの匂いが漂っちゃうね〜」

・・・・・・・

 こんなテスト勉強で、どんな結果になったのかは・・・怖いから聞かないでおこうっと。
 
・・・・・・・

(注1)
え〜、私はずっと検索サイト Google のことを「ぐっぐる」と読んでいたのでした。
そして、これは「ゴーグル」と読むんだということを、つい最近、この話を某Yさんに話していた時に知ったのでした。
すっごくショックでした。(笑)
ちなみに、gif はあいかわらず「ギフ」って読んでたりします。
この先、どんな勘違い、読み違いが発覚するのか、恐ろしくて夜も眠れません。(ウソです)

(注2)
ジュール【joule】(イギリスの物理学者ジュールの名に因む)
仕事・エネルギーの単位。国際単位系の組立単位。1ジュールは1ニュートンの力が物体に作用して、1メートルだけ動かす間にその力がなす仕事。1ジュールは1千万エルグで、約0.239カロリー。記号J
〔広辞苑より〕

(注3)
「ジュジュヌール」とは、娘が小学生の時に、最もフランス語らしい言葉として使用していた単語。
しかし、それには何の根拠もなく、彼女と友人のRちゃんのイメージからできた造語で、たぶんフランス語にはない言葉だと思われる。



...




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