ひとりびっち・R...びーち

 

 

容量と賞味期限 - 2001年12月23日(日)

 ついに一ヶ月の空白。

 まあ、この件に関しては、便りが無いのは良い知らせ、という感もなきにしもあらず。
 駄文を書くよりも他にすることがあったということなので、本人は建設的な方向だと思っていたりする。

 でも、実は、囲碁の勉強を再開したために、もともと容量の少ないHDD(ワタシの脳味噌のこと)に、パーテーションを設定したので、テキスト領域が猫の額ほどに狭くなり、使い物にならなくなっているというのが本音であろう。

 何かを増やすと何かが動かなくなるこの脳味噌・・・まったくもって貧弱である。
 処理速度は諦めるとしても、容量ぐらいは何とかならないものか。
 パソコンのように、HDDを増設できたらどんなにいいだろう。

 そうそう、容量といえば、先日、辻仁成氏がミュージシャン、作家、映画監督など、さまざまな活動で成果を上げていることについて聞かれ、こんな風に答えていた。
(確かニュースステーションのインタビューコーナーだったと思うが、うろ覚えなので、間違っていたら申し訳ない)

・・・・・・・

 小さい時から持っている夢のタネみたいなものに、諦めないで水をやりつづけること・・・あとは畑の大きさのモンダイでしょうね。

・・・・・・・

 ふーむ、畑の大きさ=容量のモンダイですか。

 辻氏の作品はまったく読んでいないし、音楽の方も「ほら〜ごら〜ん♪」という曲に何となく聞き覚えがある程度(タイトルも知らない)なのだが、この言葉にはけっこう納得させられるものがあった。

 そうだよな〜、いくらすごいタネを植えても、狭い畑じゃ芽が出ないもんな〜。
 やっぱ、***エーカーとか、×××ヘクタールとか、○○○町歩って単位じゃなきゃ、勝負にならん気もするなりね〜。
 8畳間ほどのレクリエーション農園じゃダメかも??
 
 辻氏のちょっとばかり傲慢な香りが漂う口ぶりに、いささかむっとしつつも、タネもシカケもハタケもない我が身を振り返ると、首筋のあたりを師走の風がひゅるひゅるるんと通り過ぎていくのであった。

 う〜、さぶっっ。

 てなわけで、風呂にでも入ってじっくり暖まろうとすれば、これまた先日の娘の一言が脳裏をよぎっていく。

 実家の風呂には「あったかボタン」というのがあって、追い炊きができるようになっている。
 湯船にひたって追い炊きをかけ、じんわりと煮える様を、娘に「レトルトみたいだぢょ〜」と言ったら、「おわっ、古っっ、賞味期限切れすぎ〜」と突っ込まれ、続けさまに追い討ちをかけられた。

 「この、昭和のボンカレーがっ!」

 「ぐぐっ・・・」 返す言葉もない。

 しかし、次の瞬間、彼女は頭を抱えてこう叫んだのである。

 「しまった〜〜、おいらも昭和だったぁ〜〜っ!」

 ふふん、ザマーミロ、だ。

 仮にも(って仮じゃないけど)親に向かって失礼千万、今更悔いても時すでに遅しぢゃ、ふぉっふぉっふぉっ。

 「でもさ〜、昭和でもさ〜、ククレって感じだよね〜、おいらは♪」

 おいおい。

 ・・・・・・・

 ※これを読んで、松山容子さんがニッコリ笑っているパッケージを思い出したあなた、はい、そこのあなた・・・かなり古いっすよ。(笑)

 
 

 


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