2000年09月20日(水) さらば相棒

ふと思い出した人がいる。
きゅべが10代の頃、佐○急便で一緒に働いていたFくんのことだ。

Fはきゅべの1つ年上だが、きゅべはこのとき、年齢を偽って働いていたので、彼は
今でも同い年だと思っているはず(笑)
彼はいわゆるジャニーズ系の顔をしてて、実際にジャニーズにスカウトされるほどの美形で
2人してディスコに繰り出してはナンパばっかりしてました(^-^;)

そんなモテモテ美少年のFくんですが、実は彼はとても凶悪な人間なのです。
きゅべと知り合う2年ぐらい前には、自販機荒らしで鑑別所に入っていたそうです。
まあ、そんなだから家に居ても居場所がないらしく、よくきゅべのアパートに遊びにきては
「今日泊まっていい?」と言って、週に2〜3回は泊まっていたのです(笑)

結局はそういういい加減な人間だから、しばらくすると仕事を辞めてきゅべの部屋に
居候するようになり「しょうがね〜な〜」と思いつつも彼を住まわせていました。
無職の彼に当然収入は無く、きゅべの収入だけで彼を食わせなければなりません。
そんな理不尽にきゅべが耐えられるわけもなく、次第にイライラしてきて彼とは
口利かないで過ごす毎日だったのです。
そんなきゅべの態度を察したのか、ある日Fがきゅべに3万円を渡しました。

きゅ「どうしたの?この金、、、まさかまた自販機、、、」
F「違うよ、、その先の駐車場で財布置きっぱなしの車があったからさ〜」
きゅ「へ?ドア開いてたの?」
F「いや、そこにあったドラーバー借りてね、、ト○タの車はこじ開けやすいんだ」
きゅ「・・・・・・・・(-_-;)」
F「世話になってるから足しにしてよ」
きゅ「・・・・バカヤロー!さっさと返して来い!そんで出て行け!」

Fくんは悲しそうな顔をして出て行きました。
その後しばらく音沙汰なかったのですが、ある日「ピンポ〜ン」
部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けるとF君が立っていました、、、、、

※次回に続く


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