2006年01月01日(日) |
2006年最初の電話。 |
そうである実感はまるでなく、ただ、 いつもかけているように喋っていた。 あけましておめでとう、とか。 今年もよろしく、とかが、私は欲しかったんだけれど。 とりあえずその挨拶をしてからいつもの話になりたかったんだけれど。 どうやら、 寺島の目の前でプレイされているアニメにかき消されたらしい。
何も無理矢理電話することないか、会ったときに言えばいいって思って。 もういいよって切ろうとするけど。 それは寺島の方が許してくれない。 何なのそれ。いつも思うけど。 あーあ、なんだか幸先悪いなって思った。 思ったらもっと悪くなりそうだから、考えないことにした。
相変わらず寺島は、浮気願望を口にしていた。 もう慣れっこで。 そうじゃなくても、私が悪いんだと思ってる。
「でも浮気したらまりあが怖いから」
「何で?」
「相手のとこに殴りこみに行きそう」
「行かないよ。怒らないし」
「本当?」
「怒る気力もなく引きこもるから。バイトも行けないんじゃない」
「えー。それは駄目。バイト行かなきゃ」 ←謎の引き止め方
「んーバイトは行く。テニスも行く。でもそれだけ」
「じゃー駄目。そんなん駄目。」
「じゃあたしも浮気する」 「ダメダメダメダメそれはダメ」
「…はやっ(笑)」
「だって駄目なんだもん。俺って何?て感じじゃん」
「いやいや。あたしこそ何?て感じやん」
「まりあは大事。大事な人」
「男は何人でも愛せちゃうから?」
「そう。女は一人しか愛せないから、俺って何?てなるの」
「でも実際。浮気しても怒らないよ」
「怒らない?」
「うん」
「引きこもらない?」
「うん」
「殴りこみに行かない?」
「うん」
「傷つかない?」
「…そんな女いないと思うけど。そんな女でいいの?」
「それも嫌だなぁ」
「私を失っていいなら、浮気なさい」
「えー。それは大変。嫌。かなりの覚悟」
こんな陽ちゃんで遊ぶのが、実は結構楽しい。
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あけまして、おめでとうございます。 更新頻度の低くなった本家でございますが。 今年もよろしくお願いします。
この人。 こないだ本当に、過ちを犯しちゃったことがあって。 でも素直に、話してくれました。
しかし普通に5千万取立てに行こうかと思いました(こら) だってけしかけたのは、あたしの大嫌いなチビ女、阿比留だったんですもの。 本当なら1億のところを、阿比留と半分ずつ払ってもらおうかと思ったわけ。 ぷん。
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