気まずい気まずいと思いながら、 会ってみると、そうでもない。 そんなことってあるよねー、と、 高校生の頃幸子と語ったっけ。
日記を書こうとして、 これ前にも書かなかったっけ…?という思いから、 過去をほとんど読んだ。 多分書いていないのだけど、 もし読んだことある!!と思われたらご一報ください(苦笑)
この間、ふと、 一番最初の日を思い出した。 2002年の、3月8日。
1月に喧嘩して。 2月は絶交してて。 仲直りしたくて、会った日。
1日、話しながら歩いて回って。 街とかじゃなくて、 本当にそのへんを、ぶらぶらと。
気づけばそんな話になってて。 付き合おうとか、はっきりした言葉はなかったんだけど。
別れ際、あたしは、 ずっとしたかったことをしてもいいか、と寺島に聞いた。
いいよ、と返って来て、 あたしはとても緊張しながら、 顔が震えるのを感じながら、
寺島の肩にそっとよりかかった。
次の瞬間、 がばっと抱き寄せられた。
と言っても、 こんなことをするのは初めて同士のこと、 ちゃんと抱き締められてたわけじゃなくて、 顔を腕と体の間に挟まれてたって言うのが正しい。
寺島だけチャリに乗っていた、というのも原因。
でも。 あれが、寺島の体を初めて感じた瞬間。 寺島の力を初めて感じた瞬間。 寺島の匂いを、今までより近くに感じた瞬間。
昨日寺島と、 ソファに座ってDVDを見ていて、 甘えるつもりで肩によりかかったら、 同じタイミングでがばっと抱き寄せられて。
あのときと同じだ、と思った。 けど今はちゃんと、 前を向いて抱き締められて。
同じようにときめいて、 ドキドキするのはあたしだけなんだろうけど。 甘えるのを許してくれるから、 何にも考えないでおこう。
「何この甘える子ー」
って笑って、応対してくれるのが1番好きかも。 これがあたしの素だって。 知ってるのは寺島だけだから。
付き合いだした日。 その日のことを兄さんに報告したら、
と、当時のあたしにには大人な発言をして、 そんなの無理だよーと照れたあたしを笑った。
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