2004年10月31日(日) |
偉そうなことは、言えないけど。 |
あたしがあなたの隣で発したセリフを、 どうしてあなたより先に、 あたしの斜め前にいる竜崎君が聞き取るんだろうね? 彼が聞いててくれたことは嬉しかったけど、 あなたに聞こえてない悲しみの方が、大きかった。
あなたの話だけは、何でもどれだけでも聞ける。 それは確かに「あたし」だけど、 自分のことを話すのが怖いなんて、 そんなのは決してあたしじゃない。 そのギャップが、最近苦しい。
あたしの声、ちゃんと聞こえてる? あたしの気持ち、伝わってる? 元々気持ちを伝えるのが下手だから、偉そうなことは、言えないけど。
他人を受け入れるのは、そんなに楽じゃない。 だからあなたはずっと拒否しているんだろう。
少し、羨ましいよ。 受け入れることにコントロールなんか効かないから。 あなたの全てを零したくないから。 いつになったら、このループ抜け出せるだろう。
誰に逢いたいわけでもないけど、 1人が嫌だ。 だからとりあえず、あなたに会いたい。 けどこんな理由じゃ、きっとメールを返してすらくれないね。
理由のわからない孤独のとき、傍にいて欲しい。 それだけなんだけど、 多分それはある意味、あたしが最大限あなたを求めている瞬間なんだけど、 あたしは生憎、 それを上手く伝える言葉を知らずに、いつも失敗する。 だから怖くて、動けない。
あなたがあたしを求めてくれる理由も、 多分これ以上に、シンプルなのだろう。
それだけで満足出来るほど大人にはなれないけど、 なろうとしてみる。 それが精一杯だ。
その意思を自覚してすら、ないからだ。
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