兄さんと出会ったのは、中3だったと思う。 時々やってた、ドリームキャストを通じてのチャット。
「それが可愛い」って言われたから、 兄さんと接するときの一人称は、「ボク」。
兄さんは、ボクなんかよりずっと大人で。 ボクよりたくさんのことを知ってて、 ボクより人のことをわかってる。
ボクがオープンに接する分、ボクのことをわかってくれてる。 それはとても、嬉しい。
普段は鬼畜のくせに、ボクがふられたりすると、すっごく優しい。 「11時からメッセ入るから、思いっきり愚痴りな!」 そのセリフのときも、泣けた。 兄さんが愚痴ることってほとんどないのに、ボクにはそう言う。
だから兄さんが愚痴ってくれて、 「じゅんに聞いてもらえて助かったよ♪」って言ってくれたときは。 こっちが涙出て。 何て言ったらいいか、わからなかった。
兄さんには、ボクの恋愛を聞いてもらって。 結構話してるんだけど、 昔話した分は忘れてしまってるみたい。
まだそのことで、時々からかわれる。 悔しいから忘れてください。 兄さんと呼ぶ前のことなのだし。
兄さんとこんな風になれて、よかったと思ってる。 恋人になって、失ったりしたくなかった。 大事な、大事な人だから。
そう兄さんに言ったら、 「そんなの関係ないだろ(笑)」 って、あっさり言われる。 うん、ネット兄妹なんだし、関係ないんだけど。 やっぱりボクは、恋人にはなりたくない。 ずっと、 「兄さん大好きー^^」 と言える場所にいたいのです。
好きな人に「好き」って言うことが、 難しいと感じる今だから。
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