去年のこの日も、 誕生日おめでとうと、書いた。 去年は、携帯からカチカチ更新していた。 どうしていたか、なんてあんまり覚えていないんだけど。
寺島を好きになって以来、 毎年お祝いの言葉を伝えていた気がする。 相変わらず、そんなことを思うだけで幸せ。
愛する人が生きていて、 言葉が伝えられる距離にいる。 それって、当たり前に幸せなこと。 かみしめながら、午前0時に、 寺島にメールをした。
19歳、おめでとう。 今年も言えて、よかった…。 なんだか馬鹿みたいに、安心した。
この先寺島に彼女が出来ても、 あたしが寺島を愛さなくなっても、 「誕生日おめでとう」 と言える心と、距離さえあればいい。 そんな風にも、思ったりする。
高校生の頃、 すごく使いやすくて、色も好きで、 出来ることなら手離したくなかった携帯があった。
その4桁が、何故か誇らしかった。
サブディスプレイが、部屋の暗闇でチカリと光るのを見て、 飛びついたものである。 その頃は、1日に1通、 PCからの寺島のメールが届いていたから。 頑張ってたなぁ、あの頃。
今日想うべきは、寺島だけじゃない。 種元駿君のことも、忘れてはいけない。
黙祷。
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