under one umbrella

2004年08月19日(木) ならば。


何かが変わるなら、傷つくのも傷つけるのも仕方ないと思った。



茶原達の言うままに、メールを打った。
ちょっとでもあたしが考えたコメントを入れれば、
「それじゃぁいつもと同じ展開になるだろ?!」
と言われ、
成る程そうかと納得した。


同じではダメなのだ。
あたし達は、もう変わらなきゃいけない。
寺島が、3人がいると気づいてるのかどうかわからないけど、
どっちにしろ、何かの感情が生まれるはず。
そこから寺島がどう考えるかだ。



時間は、多分午前1時を過ぎていた。
こんな深夜に、部屋で男といるのが嫌だと言われても。
あたし達は付き合っていないのだ。
そうして自分は散々、
彼女が欲しいだの、○○ちゃんを紹介してだの言っているのだ。
そこであたしが嫌な顔をすれば、同じくらい嫌な顔をする。

付き合っていない。
けどセックスはする。
束縛はされたくない。
あたしの恋心も見たくない。

ならば。

あたしを束縛する権利など、あなたにはない。
そこであなたのために彼らを拒否するほど、
あたしは、強くない。

寂しいから。
1人でいたくないから。

あなたが基本的に、あたしを必要としていることはわかっていても。
それだけで寂しさを癒せるほど、大人でもない。


あなたのわがままをほとんど聞いて、
落ち込んだら励まして、愚痴を聞いて、慰めて。
あなたの母親のようだと、周りから言われたし、
あなた自身も言ったね。

けど決して、あたしは母親じゃない。
ただの、恋に狂った女。



きっとあなたは、複雑な思いなんだろう。
メールのやりとりは、滅茶苦茶だし。
でも、あたしは謝れない。
謝るほどの間柄じゃない。


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メールを送るたびに、あなたが遠くなる。
本当にあたしが必要ならば。
ちゃんと歩いて、戻ってきて。
キスのワープなんか、しないでね。


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