under one umbrella

2004年07月26日(月) 火傷の痕


あたしにとってのセックスは、やっぱり愛在るものだった。
愛していたから、抱かれることが出来た。
愛していたから、愛されていなくても、幸せだった。

そう、幸せでした。
愛していたから。
こんなに何回も言うと、有り難味がないけど。


あたしなんかを、抱いてくれてありがとう。
あなたに抱かれたという過去だけで、あたしは幸せです。


ありがとう。
初めてがあなたで、よかった。
愛してた。


飲み会の後の、お酒の残る体で。
あの日が最後だね。
夏なのに、くっつくのは不思議と暑くなくて。
向かい合って眠った。
起きようとしたあたしを引き止める、あなたの腕の力が、愛おしかった。


このまま泣いてしまえたら、と何度思っただろう。
絶対にダメだと言い聞かせて、ただ、あなたの匂いを感じた。




あなたとのセックスは、いつも楽しかった。
いつも、笑っていたね。
変な話、
将来他の人とするときに笑ってしまったらどうしようって、思う。
不謹慎だって思われるよ。




あたしはきっと、火傷の痕を探してしまうね。
きれいな鎖骨に、少し驚いてしまうんだろうね。





ありがとう。
あなたと、あなたとのセックスと。
両方、愛していました。



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