under one umbrella

2004年05月09日(日) 『気持ち』


次の日キャンプだったのは、私。
ハウステンボスの近くの私立大学なので、ハウステンボスのホテルに宿泊。
1部屋が1戸建ての家のような造りのホテルだったので、
リビングが広く、騒ぐのにもってこいだった。
そして定番だけれど、恋愛暴露で盛り上がる。

私は、寺島との長い過去を語らされた。
話しながら、たった2年ほど前のことなのに、
『遠い』と思った。

あの甘い『関係』。甘い『言葉』。
でも『本物』だった。確実に。
どうして今は、『嘘』になってしまったんだろう。
前日の寺島を思い出して、少し涙が出た。

話を聞き終えた大学の友人たちに、「結婚しそう」と言われた。
出逢って2週間の人々なのに…とても不思議だった。
それほど仲良い話に聞こえたんだろうか。


これからどうなるのかな、と漠然と考えた。
寺島も馬鹿じゃないだろうから、
このままダラダラとはならないだろうと思った。
散々だらけた結果が、あの4月2日であるのだから。
キッチリ出来る『気持ち』がなければ困る。
そう簡単に、自分をひっくり返さないで。
これ以上失望させないで、寺島。

昨日のような日が続くのなら、『付き合い』たかった。
ちゃんとした言葉が欲しかった。
終わるときにはこれ以上ないくらいの言葉を用意するくせに、
こういうときにはちっともくれない。
一番最初に付き合った頃から、そうだったね。


噂をすれば何とやら。
寺島からメールがきた。


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あなたは気づかない。
あたしが静かに、冷めていくことに。


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