under one umbrella

2004年05月05日(水) 過去は帳消しにはならない。

4月19日、大学の友人のPCを借りて、ここの更新をした。
嫌う気持ちも、矛盾の苦しみも、限界だったから。

そうしたら、見事に吐き出されてしまった。
ある意味、あたしがどれだけここに依存していたかということだけれど。

帰りの道で、ぽっかりと空いた心をまさぐった。
1%の気持ちだけが、1%の質量のまま、在った。


日に日に、少しずつ、それは増えた。
否定する気にもなれなかった。
周りの友人達が以前と変わらず、
「あいつは戻ってくる」
とばかり言うものだから、余計に増えた。

けれど、自分から連絡しようとは思わなかった。
自分が寺島にしたことの後悔とか、反省の気持ちは変わらなかったし、
今更だけれど、
寺島にされたことは許しちゃいけない気がした。

あたしが選ぶところではないと思った。
あたしに寺島を想う気持ちが在るからといって、過去は帳消しにはならない。

だから、このままでいようと思った。
皆の言うように寺島が戻ってきたら、それはそれで受け入れようと。
でも自分からこの状態を壊しはしないと。

信じちゃいなかった。
寺島が戻ってくるという皆の主張を。
でも信じたい気持ちも確かに在ったから、そう考えることにした。
それしかなかった。

そうして時間が経っていけば、忘れると思った。
きっと寺島は戻ってこないから。
忘れて、また新しい恋が出来るんだと思った。
それまではこうして寺島を想う。
じゃないとあたしは生きられない。悲しいけれど。


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