under one umbrella

2003年08月03日(日) 似た者同士


落書きをしていて、ふと、
「別れよう」って言われたときのことを思い出した。
私は、それはあまり思い出さないタイプらしく、今日が初めてだと思う。
でも寺島の口調や、表情はちゃんと思い出せる。
寺島の手を握っても、握り返してはもらえず、
ダメなんだと実感したことも。


前日までの日記と矛盾するようだけど、時々、
今の状態を後悔することがある。
あのときキスしない方がよかったんじゃないか…とか。(6/22「うん」)
タイミングは違っても、お互い本気で別れようと思い、
離れる決意をしたつもりだったのに、
何故か相手には思うように伝わらない。
そうして結局、離れずにいる。
何だかこう書いたら、似た者同士って感じだ。
今初めて思ったことではないけれど。


「別れよう」と言った寺島の気持ちは理解るし、今は、
私の傍にいてくれる寺島の気持ちも理解る。
だから、余計に涙が出る。


今の状態は幸せだけれど、自分のしてきたことを思うとため息が出る。
「別れよう」って最初言われたとき、どうして寺島を理解しようとしなかったんだろう。
自分の気持ちだけ考えてた。
寺島がいなくなることを、受けとめようとしなかった。
それはあまりにもオオゴトのように思えてた。
時間が解決するものだということを、知らなかった。
知らなくてもただ耐えていれば、きっと乗り越えられたのに。
きっと強くなれたのに。


あのままキレイにわかれられていたら、私達はどうなっていたのだろう。
私はきっと。もっとよく変われていたはず。
寺島はきっと。今より勉強に集中できていたはず。
プラスだらけの未来が想像できて。
私の行動は、間違っていたのかもしれないと思う。
今だけでその判断は出来ないけれど、どうも悪い未来ばかり想像する。
私の悪い癖。
寺島に言ったら、きっと「さあね」って言って流すんだろう。
「今は好きなんだから、いいじゃない」って。


悪い未来しか見えないのなら。
今からそれが変わるように、行動していけばいい。
人生は本。未来は白いページ。
綴るのは言うまでもなく、自分自身なのだから。



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