2003年07月14日(月) |
やっぱりよく覚えてない。 |
空っぽの時間が過ぎていった。 泣きもした。 たくさんの人が慰めてくれた。 後悔と自己嫌悪と悔しさと喪失感…。 それを混ぜたような涙が、あとからあとから零れてきていた。
その一方で、あたしはメールを打っていた。 寺島と、ちゃんと話をするために。
書いたことはなかったけれど、寺島は携帯を持ってない。 寺島とのメールというのは、PC同士か、PCと携帯ということ。 このころはPC同士だった。 だから結構長い文章を書いていたような気がする。
寺島を失いたくなくて、友達になりたくて、必死だった。 でも恋人に戻りたいとは思わなかった気がする。 何でだったんだろう。 やっぱりよく覚えてない。
寺島も最初は冷たかった。 ヒトコトだけのメールが返ってきて、 その何十倍もの量で返したこともあった。 そうしてるうちに、3日ほど経った頃か、 やっと本音を話してくれた。
あたしの愛が重たかっただけじゃなくて、周りがうるさかったこともあったとか、 寺島と付き合ったことで喧嘩した友達と仲直りして欲しかっただとか。 嫌いになるわけないだろ。新しい彼女できたわけでもないのに。
嬉しかった。 話してくれたことも、そう言ってくれたことも。 「諦めなくてよかった」 本当にそう思った。 満足だったんだ。 それ以上何も望んじゃいなかった。
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