under one umbrella

2003年06月13日(金) 沈黙




熱のせいで、少しぼんやりしながらだったけれど。
いつもの会話が進んでいた。


この間と似たような、会話。
小説の話だとか、テストの話だとか。


ふと話題が途切れて。もう帰る時間で。
いつもなら、少しでも引き伸ばそうとしてるとこだけど。
そのときはまた不思議と、さぁ帰らなきゃって思った。
瞬間、
“だけど少し惜しい”そんな本能が頭をかすれて、沈黙を呼んでしまった。


その沈黙が、いけなかったのか?
あたしはさっさと帰るべきだったのか?
それとも…?
それは、今となってはわからないし、どうでもいいけれど。
彼の手が腰に伸びて、抱き寄せられるのを、あたしは拒めなかった。
それだけが真実。


↑VOTE.



…あーあ。かわいそうに。
存在意義が消されてしまった、あたしの「さよならメール」。


 < 過去  INDEX  未来 >


まりあ [MAIL] [BBS]
thanks for WhiteGarden


My追加