NORI-☆
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火花ぐるぐる
半年ぶりの会社の宴会参加。 単純に「仕事帰りに飲みに行く」という 普段めったにないイベントに臨むウキウキ感とは別に、 久し振りだからなんか浮いてしまうのでは? という不安と憂鬱もあって、落ち着かない。 …でも、そんな心配をよそに、比較的気楽な宴会が始まった。 結局、知ってる人がかたまって座ったのでそんなに会話に困ることもなく、 隣に座った先輩と、昔(若い頃ってやつ?) 一緒に遊びに行った思い出話で盛り上がったり、 ちょっとオタクなプログラマたちの趣味の話をきいたりしながら、 楽しく時間が過ぎていった。 そんなにお酒が飲めるほうではないのだけれど、 部屋が暑かったせいか、冷えたビールがとってもおいしくて、 その後出てきた〆張鶴の冷酒がおいしくて、 つがれるままに、いや最後は自分でついで飲んじゃって……… 例によって頭ははっきりしていてちゃんと受け答えしてるんだけど、 なんだか目の前をチラチラと星が飛び交っている。 ときどき、ふっ、と視界が白くなる。 ……まずい、これは、貧血昏倒の前兆だ……! この状態で電車に乗って帰る、というようなことをすると その途中で倒れたことが過去数回…それだけは避けなければ。 「…先輩、ちょっと危ないかも…」ととりあえず隣にSOSすると 「タク券あるから、呼んでやるよ」とありがたいお言葉。 そうこうするうちに宴会はお開きになり、 試しに立ち上がってみると、なんとかいけそうだ。 同方向に帰る同僚の女の子にがっちり腕をつかまれて、 「だいじょうぶですよぉ〜」と 典型的な無自覚酔っ払いの台詞を口にしている。 でも、でもね!とにかく頭はハッキリしてるんですよ。 だってタクシーの中では彼女とまじめな仕事の話をしたし、 彼女が先に降りたあと、ちゃんと行く先指示できたし。 …ただ、足跡が左右一直線上に並んじゃうのね。 これってつまりは「千鳥足」。 どうやら今日の酔いは三半規管と足にきているらしい。 家に着くとなんだかその場でくるくる回っちゃって、 そのまま竜巻のさかさま状に床に着地してしまったり、 立ち上がろうとするとまたくるっと回ってしまったり。 とにかくくるくるしてどうしようもない。 「もう寝なさい」と呆れ顔のパパに、 「でも気持ち悪いから寝られないよぉ」と訴えると、 「これで少しは俺の気持ちがわかったか」といいながら、 二日酔いのとき飲む薬を分けてくれた。 持つべきものは酒のみの旦那…か。
2001年02月21日(水)
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