ぼんのう
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吉祥寺は野良猫天国。 特に旧近鉄裏(今の三越裏)は野良猫が沢山いる。 江戸時代、吉原などで猫を飼うのが、女郎の一つのステータスシンボルだったと言われているが、もしかしたら、あの野良猫の何匹の祖先が、どこぞの花魁に飼われていたのではと思うと、結構楽しい。
以前、ここに住む黒猫と烏と一緒に歩いていたら、お婆さんがまるで我輩を死神でも見るかのような顔をしたと、日記に書いたことがある(真冬で、全身黒ずくめだったんだよ)。今朝出勤途中で、その黒猫が目に前にひょっこり出てきた。
横切るなよー
という思いが通じたのか、我輩の前を通る事無く、その場に佇んでいた。 近くまでよると、逃げるでもなく、我輩をジッと見上げていた。 エサとなるものはなかったが、とりあえず傍で少し腰をかがめ、撫でる。 黒猫はジーっと撫でられるがまま。 しばらくしたら、烏が一羽飛んできた。 何をするわけでもなく、人間一人、黒猫一匹、烏一羽がマターリしている光景。 我輩はたまたまその日は、真っ黒のシャツを着ていた。
死神の打合せみたいでいやーん…
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