ぼんのう
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2003年08月22日(金) 富士山行程一日目

夏期休暇を2日間行使し、愈々富士山へ向かう。
とは言っても、普段の運動不足が祟っていることから、無茶な登山計画は行なわない方針だ。我輩は普段からノーフューチャーな人間に見られているフシもあるけど、結構計画をたてて色々やっている。

第1日目)
 富士宮に入り、ホテルに宿泊。
 浅間大社でお参りをする。
 近くのコンビニで必要な物資を購入し、早めに就寝。

第2日目)
 早朝7時20分発のバスに乗り、富士宮登山口まで。
 ゆっくり時間をかけて、夕方4時までに9合5匁山小屋に到着。

第3日目)
 山小屋でご来光を見る。
 山頂まで登り、お鉢回りをして、10〜11時に郵便局で待つ。
 ここでKOI2氏のOFF会を開き、カップ麺を食う。
 その後、御殿場口で一気に下山する。


完璧だ。

山登りなんざ、十数年前の奥穂高岳以来。何事も慎重に、計画をもって登山をしなければならない。てなワケで、今日が第一日目。

三鷹からかいじに乗り、甲府を経由して富士宮に入る。
いやあ…JR、最近本当に良い仕事しているねえ…。
今朝から腹の調子が悪くて、かいじに乗ってスグトイレに入ったけど、便座クリーナが常備されているんだねえ…。この何気ない工夫が素敵だと思う。客車全体が小奇麗だし、なかなか良い。
で、途中で身延線乗り換え。
我輩は甲府に数回来た事があるが、この身延線は初めて。
我輩のように、登山の格好をした数人と、登山とは程遠いグループで程よい混雑。うーん…このグループは何だろう?すると、身延駅で下りた。

・・ああ、日蓮宗の総本山か。
我輩は日本史とっていなかったので、よくわからなかった。
それ以前に地理も一回落第点取った事もあるしな。

富士宮駅周辺は、普通の地方都市と同じ光景が広がっていた。
駅前のビルは、元々何かのデパートが入っていたのかもしれないが、閉鎖されており、寒々しい景色が広がっている。で、線路の向こうに巨大なジャスコがあったりするんだから、大体どのような経緯でこーなったのか、想像できる。巨大チェーンは強いよなあ…。
バスターミナルがあり、ベンチ周囲には富士山から下りたであろう登山客やら、合宿を終えた学生やらがいた。
静かな町だなあ…。なんかのんびり散歩したいよな…。
暑くなければな…

って、なんだよ!この暑さ!
武蔵小金井駅を出る時は、こんなに暑くなかったぞ!なんじゃあ!

暑さにうだりながら、予約したホテルにチェックイン。インターネットで予約した時、あちこちの投書では、

 「泊まるな!」
 「安いだけ!」
 「お前はすでに死んでいる!」

と酷評だったけど、我輩的には全然OK。というか、我輩は時々これらの投書を読んで思うのだが、6000円ちょっとの宿泊費で、こいつら帝国ホテルクラスのサービスとか求めているのか?!…と怒りが入ってしまう。2、30000円でこのレベルなら怒ってもいいが、安い金額で贅沢言うな!資本主義万歳!

荷物を置き、まずは浅間大社まで参拝。
思っていたよりもこじんまりとした神社であった。
富士山を崇拝する神社の大元にしては、驚くほど小さいというのが正直な感想であった。しかし、だからと言って貧弱ではなく、その逆で底知れない重厚にして優美な雰囲気があった。
思うにこの神社、建物のみで語られる造りになっているように感じられない。雲で見えないが、晴れていたら社殿向こうに聳える富士山が浮かんではじめて、この神社が神秘性が映し出されるのではないか…そう思う。

巫女さんが社務所で、暑さにうだっていた。
メガネだった。
少し萌えた。

さて、参拝も無事に終えたし、買出しに行こう。
えっと、コンビニは…


…ない?


一番良いのは、線路向こうに見えるジャスコ。
うーん…コンビニよりスーパーが近いのは、我輩が住んでいる小金井市に似ているではないか。

でも意外と良かった。
スーパーというより、何でも売っている大型店舗で、まだ購入していなかった物資を全部調達。必要以上のモノを揃えると夕方。2階にフードコートみたいのがあったので、入ってみると、何故かビビンパまである。


まさか富士登山前に、カルビビビンパを食うとは思わなかった。


ANDY 山本 |HomePage

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