ぼんのう
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| 2002年06月08日(土) |
仕事、そしてのそのご褒美 |
ある企画を作成する為に、都内某所まで取材に行く。 どこに行ったのかについて言いたいのだが、それでは何の企画であるのかバレてしまうので、隠すことにする。申し訳ない。 ただ言えることは、都内でありながら、吉祥寺からは非常に遠く、電車を乗り継いで約2時間弱で辿りついたということだけを申しておこう。
仕事である。 新企画の取材である。 我輩も熱心に取材活動をしたが、でもそれよりもこの場所…いいねえ。 なんか東京でありながら、東京じゃないような気がする…。 土曜日だということもあって、観光客とか多数来ており、人気の高いスポットであるのがよくわかる。 名物の店が分からず、目に付いた店で東京ラーメンと何故かゴーヤチャンプルを食べる。ラーメンの方はごく普通の味だが、ゴーヤチャンプルの方は、味はともかく量が驚異的に多い…これで650円とは、いやあ…観光客慣れしていないという所も、気に入った。
取材を続ける。 取材のキーマンとも出会う。 偶然とは言え、これには少し驚いた。 もしかしたら、この企画、意外と見えぬ力で守られるものになるかもしれない。 少しワクワクする。
一通り終えて、散歩する。 風が気持ちいい。 心ならず微笑む。 周りの観光客も見ると、やはり笑顔ばかりである。 なんかいい。
ゲームという仕事は、報われない。 永遠に残るものではない。 長時間働いても、金にもならない。 ヘンな事件が起これば、すぐに責任を問われる。 他人を見て、『こいつは、自分の奴隷になるか?敵になるか?』…と値踏みする連中がのさばっている、人倫のない業界だ。 しかし、こういう少しの気持ちよさで喜びを見出せるならば、それで結構。 どうして人は生きるのか?…という疑問にも、なんとなく答えが見いだせそうだ…なんてこたあない…何かをして、『ああ、生きててよかった…』と思う一瞬の為に、人は生きる…んで、いいんじゃない?
長時間列車に揺られて、疲労感もあったが、この気持ちの良い風がご褒美だ。
なんか今日、我輩はヘンだな…臨死体験で、人は結構気持ち的に、どうでもよいと思うようになるんだろうか…まあ、いいや。
あ、土産、忘れた。
日記の体面をなしてないな…。
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