仕事後、九段下の九段会館へ。向井秀徳アコエレ、ソロリサイタルです。豪雨にして驚異の平日6時半ライヴスタートという、ギリギリの状況でしたが、仕事が終わる6時と同時に会社を出て場所が近かったのでなんとか間に合う。会場に入ったところで本日のセットリストが配られる。オープニング、ゲスト一切なし。これまでちょっとしたイベントの中や、企画の中で観て来た印象だったアコエレは、どこかやっぱり余興のような空気感がどこかにあったかもしれなかったんですけど、ちょっと違ってたと思ったのが前回観た風呂屋でのライヴでした。そこから今回はまたぐっと違った空気。オーディエンスは席に座ったままで演奏を聴くという、席つったって磔磔とかみたいなのでなくってコンサート会場の席なので何だか感慨深いような、私の思い入れが強すぎて訳が分からないことになってるのかも知れませんけど、なんだか私だけじゃなくって観てる人みんなが、そもそも自分はなんでこの人のやってることにこんなにも惹かれているのかっていうようなことを思って、妙に落ち着いたこの状況で、妙に真剣になって観ているような感じがあって、そういうこちら側のなんだか真剣な思いが跳ね返ってくるような熱いライヴでとても素晴らしかった。
前半アコースティック、休憩挟んで後半エレクトリック、ナンバーガールの曲、ザゼンボーイズの曲、未発表の曲、カバー、アコもエレも聴いたことないアレンジや初めて聴く曲それぞれ素晴らしく、かつとてもシンプルなので声が前に前に出てくる。久しぶりに聴けたユーミンの「守ってあげたい」のカバーも良かったし、エレ1曲目でやった「sentimental girl's violent joke」はなんだかもう色んなことが頭を巡った。最後の「自問自答」もとても良かった。普段から観ているバンドのライヴとか、ナンバーガールのライヴで観ていたものとか、そういうのみんなこの人のこういう歌から出てきたものなんだなっていうのを、分かってたつもりでも改めて思ったりした。いつになく静かな中で、ヒーローも観ている人々も終始程良い緊張感と集中力をもって1曲1曲大切に音を共有している感じが何より素晴らしかった。感無量。

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