tdd diary

2006年06月04日(日) 風に吹かれる映画

夜、スカパーで映画「トニー滝谷」観る。去年、渋谷のユーロスペースで観た作品だったから、そんなに時間が経ってないのに印象が違って見えた。最初に観た時はさみしいイメージだったけど、今回はそんな感じがしなかった。それにしてもナレーションの西島秀俊の声がいいなあ。

そのあと「晴れた家」という「トニー滝谷」のメイキングドキュメンタリーを観たら、ナレーションがどこかで聞いたことのある声だなあと思いながら観てて、最後名前が出てたのを見たら山本浩司さん。メイキングの方のナレーションもいい人使うなあと思ったり。監督とイッセー尾形さんのやりとりを見てたら、トニー滝谷がラストで忘れられないと思って宮沢りえに電話をかけるのが、4、5年後っていう設定だと説明してたのが意外な感じが。1年後くらいかなあと思ってたけど、4〜5年後だったらすごい。そっちのほうがいいなあと思う。この作品は物凄く凝ったセットで撮られていた。部屋のセット、お店のセット、外のセット、ほとんどのシーンを部分的に作り上げた屋外で撮影している。原っぱにそういうセットを作って、シーンごとにカメラの方向やアングルを変えつつ、横移動の連続をつなげて1本の映画にしている。自動的に部屋の中でもお店の中でも外の空気が流れている。市川監督が「風に吹かれてるような作品にしたいんです」って言ってた。風に吹かれて本当にそれだけの何気ない出来事なんだけど、2〜3日経ってまた思い出すような作品を、と。


「トニー滝谷の人生の孤独な時期は終了した。」


 < past  index  future >


hatori [mail]