tdd diary

2006年01月26日(木)

休日。今日は上野に出かけるつもりだったんですのに、すごい風が吹いてて、パン焼いて食べたら眠くなってしまい昼寝して過ごしてしまう。スペースシャワーで湯川潮音という女の子の「蝋燭を灯して」って曲のビデオを見て、優しい感じのいい曲だなあと思ったら、作ったのはジェームズ・イハ兄さんだそうでした。あとリック・ルービン仕事を見つめる会の方々に朗報。リック・ルービン先生の最新のお仕事、レッチリの新譜が5月にリリースだそうです。

引き続いてお借りしている落語cd、今日はとうとう来ました、天才立川談志のひとり会の記念すべき1回目と2回目のものを聴きました。昭和40年、live at 新宿紀伊国屋ホール。テンポが小気味良く、声の調子、間合いに独特の勢いがある。志ん朝にくらべると、やっぱり天才と呼ばれる上手さが確かに感じられるものですごい。やっぱりエミネムだなあと思う。古典の中に自分のスタイルを自分自身で確立していかないといけないうえに、その自分のスタイル、自分の声、自分のリズムは、結局自分の中にしかないもので、でもそれはひたすらに練習すれば自然に身につくというものでもない気もする。センス、才能、それをしっかり支えるテクニックが全部揃っていたとしても、スタイルが確立できないこともあるかもしれない。あとは面白がってくれる人たちからの期待もあったりとか。芸の世界にしては自殺してしまう人が多いのも落語の世界の目に見えない厳しい面を感じる部分のようにも思ったりします。天才と呼ばれて愛される芸人も苦悩したり試行錯誤が色々あって、それでも自分のスタイルを確立しながら聞かせていく楽しみもあるんだろうなあと思ったり。



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hatori [mail]