tdd diary

2006年01月23日(月) フリースタイル古典

同僚のUのお父さんから古今亭志ん朝の落語CDをお借りする。81年、志ん朝が43歳の時に録音されたものだ。志ん朝は聴きやすく、これが良ければ談志の若い頃の録音を聴かせてくれるとのことで楽しみ。Uのお父さんがおっしゃるには歳をとってからの談志は早口になって聴きづらくなったそうで、若い頃のが良かったそうだ。先日私が新聞で読んだ、落語CD50枚全集「談志百席」を録音している合間の談志のインタビューを思い出した。取材にいった人は勢いがありスピード感は圧巻であると書いていた。早口ととるか、スピード感ととるかは受け手次第になるのだろうと思う。

志ん朝の落語は映像で観たことがありましたが、観たことない人も錦松梅のCMの印象とかはあったりするかと思います。私は「平成狸合戦 ぽんぽこ」のナレーションが好きでした。「代脈」「お茶汲み」の2つが収録されていたんですけど、すっごい面白い。特に「代脈」なんて聴きながらケラケラ大笑いです。聴いていれば自然と顔が見たいなあと思う、とても表情豊かな話芸。「しょうがねえなあ、どうも」とか「するってえと、お前さん」とかってセリフも志ん朝が言うとなにか特別な愛嬌っていうか、独特なユーモアの色が加わる感じがします。リズム、間合いも心地よく、Q-TIPだなーと思う。そんな比較誰もしてないんだけど、落語とラップは共通するものがあるなあと思ったりしました。談志はエミネム。


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hatori [mail]