tdd diary

2006年01月20日(金) shock of being

昨日の夕方ルカさんから今日pushpinのライヴがあるとメールをもらったので「行けます行きます」ってことになって、びしばさんと待ち合わせまで決めていたのに、今日の昼過ぎに手帳の間から今日のnestのチケットが出てきて青ざめました。ほんっとにすみません!2人に連絡して謝り、1人渋谷へ。nestへ、make believeを観に。会場入って2バンド目、group_inou、3バンド目、そしてmake believeでした。

イアン・マッケイ大先生を心の師とするならば、ティム・キンセラは中学生のとき好きだった先輩のようなものだ。私にとって。そのキンセラ先輩が2001年のjoan of arcでの来日以来5年ぶりに日本にやってきたわけですから、これが泣かずにいられましょうか。体脂肪42パーセント増し、85パーセント酔いまかせ、35パーセント白目むいて、最前列への絡み150パーセントだったよ。最高すぎて泣きそうだったよ。「すうぃますうぇん」「ありがと」と同列で「マ〇コ」て言うとったがな、いい大人が。着実に大人の階段上ってるデイヴィに対して、キンセラ先輩は止まってる、のみならずむしろ下ってる!大人の階段下りまくってる!この人の一貫して飄々とした破天荒な雰囲気の濃度が、確実にいい所だけ残って濃縮されている感じでした。joa来日時のクアトロでライブ中しかも演奏中にトイレに行ってしまったティム兄が!ライヴが今一つ盛り上がらなかったからなのか(joaでの来日だから音的にそんなに盛り上がりはしないんだけど)、アンコールでオアシスの「wonderwall」(あの時これ歌えない人、1人もいなかった。私含めて)をマジ演奏してオーディエンスの爆笑をかっさらった、あのキンセラ先輩が!変わらないどころかパワーアップして帰ってきたんです。あー私、大人になんかならなくていいんだー。このまま生きてていいんだー。と、なんともいえない心強さを感じました。マジで勇気を与えられた!アンコールの最後はアルバムの1曲目で私も1番好きな「Amscaredica (The Beautiful)」。ライブ終盤は酔拳ばりに酔えば酔うほど強くなる、わけはなく、酔えば酔うほどバカになるキンセラ先輩でした。でもオーディエンスになんか質問とかない?っつっていきなり質疑応答コーナーをライブ中に2回くらい設けてたところが素敵でした。観客に絡む余裕が、5年前にはなくて今日の先輩にはあった。と、ここまで書くとティム兄の独壇場といった感じですが、またこのアホを泳がせる素晴らしいバンド演奏がレコード以上に力強くカッコ良かったことも、本当に嬉しかったです。



帰ってきたら、kings of convenienceがとうとう初来日のニュース。本当に待ってたよ。ぜひ観に行きたいです。


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hatori [mail]