お昼過ぎに家を出て上井草へ。千代田線で西日暮里いって山手線で高田馬場いって西武新宿線で上井草。荒井良二さんの「はじまりはじまり」展を観にちひろ美術館へ。3年近く前にも荒井良二さんの展示を観に、その時は長野の安曇野のほうのちひろ美術館に行きました。今回は安曇野の時と比べると小さいスペースな印象。美術館自体が東京より安曇野の方が大きいかも。一通り観て閉館後に行われる荒井良二さんと作家のいしいしんじさんの対談に申し込んでいたので美術館の中のカフェで美味しいケーキとコーヒー。そして対談へ。
話のペースとか創作のペースとか、色んなことがとてもよく似た2人の対談でとても面白かった。荒井さんがイラストレーターになるまでのことや子供の頃の話、絵本ていう表現方法に辿り着いて良かったって思うって話とかを、いしいさんがすごく自然に聞き出してて良かった。いしいさんもすごく面白そうな人で12年間も浅草に住んでいたそう。いしいさんのことを全然知らないんですけど、言葉の感じから出身は関西の方みたい。で、浅草に住み始めたころ、週に3〜4回は落語を聞きに行ってて、そのうち志ん朝さんや談志さんなどひっかかる噺家の人が出てくるので、それからは調べて聞きに行ってたって話。いしいさんはクウネルに出てるのを読んで知ったんですけど、今は長野の松本に住んでいる。浅草も長野も私が住んでみたいところといつも思ってるので、話聞きながら友達になりたいとすら思う。住んでる人と話してみたい。
対談終了後にサイン会。2人並んでサインしてて、私は家から荒井さんにサインしてもらうならと「ぼくのキュートナ」を持ってきていて、いしいさんの本の装丁を荒井さんがやった「ぶらんこ乗り」もあったんだけど持っていってなくて、でもサインもらってる人たちはだいたい「ぶらんこ乗り」をお店で買ったりとかして2人からサインしてもらってた。私は荒井さんだけにサインをもらうのは失礼じゃないかと思ったんだけど、もう持ってる本をわざわざ買ってとりあえず2人からもらっとけ、みたいなほうが失礼かもと思って結局荒井さんだけにお願いした。名前入れてほしい人は書いて渡すようにとメモが渡されていた。名前を書いて渡したら名前と一緒にすらすらーと女の子の絵としっぽが3本の犬の絵を描いてくれて嬉しかったです。
帰り道、山手線で渋谷まで行こうと高田馬場のホームで電車を待ってて、ホームから久しぶりに高田馬場の駅前を見下ろす。何年か前までuが高田馬場に住んでおり、何度となく遊びに来てたのにまったく来なくなって何年も経つ。uが高田馬場に住んでた何年かの最初の頃と最後の頃、それぞれの時期私はとても疲れていて、何かとこの駅を降りて歩く時の気分は暗かった。
渋谷に出て地下鉄で表参道へ。表参道駅の中は最近色々お店がオープンしており、その中のイベントスペースの企画に当房さんが参加してるので観に行った。バッグは山ほどあるのに、やっぱり自分が欲しいと思うのは当房さんのバッグで、1つしかなかったけどブルーとオレンジの可愛いバッグでした。会社で使う用にしようと思う。ベーグル屋もあって2個買って帰る。
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