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今月に入ってから、近所の個人商店や個人医院がばたばたと閉鎖。 個人医院は、数年前に一度だけ急性の腸炎を患ったときに飛び込みで受診したのだが、あまりの高齢医師にびっくりしてそれ以来足を向けていなかった。やり手看護師の傀儡として「うむ」とか「ああ」とか言っているだけのおじいさんだったが、待合室は満員。高齢の慢性患者さんを相手にしているところだったのだろう。医院をたたんで隣接した土地とともにマンションになるのかも。 その先にあった米屋も、先日前を通ったら住宅兼店舗部分を取り壊した状態になっていた。以前の米は専売制だったので地域の米やは悠々自適だったろうが、今や米を米屋で買う人はいないだろうなぁ。かく言う我が家も産地から直接取り寄せだし。生鮮品ではないので比較的生き延びるが、商品自体が重い米屋や酒屋は、後継者のいない高齢経営者には厳しい。 それからもう1つは荒物屋。荒物屋や金物屋は、閑古鳥が鳴いていても道路工事の人がひょいと調達に来たりするので、案外寿命が長いのだと聞いたことがある。この前、百均に行った帰りに久しぶりに前を通ったら、閉店セールになっていていろんなものがほぼ半額。お店の人の高齢化が原因らしい。何回か買い物をしたことがあるが、そっけない接客をする店だった記憶がある。在庫一掃で店は大賑わい。お店の人もお祭り気分で愛想よく接客している。しかし、確かにモノはいいのだが、半額になってもまだ百均より高い。ちょっといいハンガーを半額で1本買ってきた。数日後、ずいぶんガランとしてきたので、奥まで入ってみたら、文具やら塗料やら剪定ばさみやらストッキングやら、ありとあらゆるものを売ってる店だったことが判明。ネズミ捕り器まで売っている。本物を見たのは初めてだなあ。なんだこの店で買えばよかったのか!と思うものもたくさんあって驚いた。もっと間口を広げて入りやすくしてあればよかったのになぁ。 先週で店じまいする予定だったらしいのだが、まだ今日もあいていて、職人風の2〜3人が、奥にあった塗料をニコニコ顔でじゃんじゃん持ち出して二束三文で買っていった。「もう全部で○千円でいいよ」と、投売り状態なので私もいくつか品定め。粘着フックとか、家具の滑りをよくするフェルトとか、あっても困らない不要不急なものをいくつか選んでレジに持っていったら、あまりにも細々して店のおじさん面倒になったのか、じっと見て「…うーん、200円。」 本当は金属磨きが欲しくて「ピカ○ルはありませんか」と聞いてみたら「ピ○ール、もう売れた」とそっけなく一言。200円払ってキレイなレジ袋に入れてもらって帰ってきた。
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