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2008年12月09日(火) そんなにヒマなら授業を聞け

先週のこと。
某非常勤先の仕事仲間から、在日外国公館から人を招いて講演をしてもらうので、興味がありそうな学生に声をかけて欲しいと頼まれた。せっかくの機会なのに全然盛り上がっていないらしい。とりあえず自分が受け持つ学生には案内メールを出したが、案の定反応無し。
話が面白そうなので、その時間は空いているので私も参加させてもらおうと思って、普段の授業が行われているPC教室の最後列に陣取る。定員は40名だが、そのクラスの履修者はその半分ぐらい。教室に一歩足を踏み入れてそのどよんとした空気にとまどう。その回は講演者の話を聞くだけなので、PCを起動する必要は全くないのだが、大半の学生がPCを開いていて、しかもゲームをやってたり、全然関係ないページを見ている。授業が始まっても全く変化無し。
前のほうに座っている1/3ぐらいの学生は、それなりに講演者や教員の問いかけに反応したり、質疑応答の時間に質問が出たりしているのだが、それ以外はまったく教室内の出来事に興味なし。遅れてやってきて、資料だけ貰って目も通さずに折り曲げて仕舞ったあとは、ひたすらこそこそとおしゃべりをしながら、PCを弄ぶ。真後ろに見慣れないおばさん(私)が座って、彼らの画面をしげしげと眺めていたりするのに全くお構いなし。
私のすぐ前に座っていた男子学生2人は、オンラインゲームで遊び、Yahooを眺め、自分の属するサークルのページを開き、パチンコの後略サイトを研究し、Google mapで富士山までのツーリングルートを確認し、ついに見るものがなくなったのか、あとはソリティアで時間をつぶしていた。傍で見ていて気の毒になるほど、退屈している。レベル低めの大学だとはいえ、このモチベーションの低さはひどい。
見たところ出席をとる授業でもなさそうなので、そこで友達と落ち合ったのならさっさと外に出て行けばいいのにとも思うのだが、それもしない。ひたすら授業時間が終わるのを待って、ただ漫然と時間をつぶしている。ゲストスピーカーの話自体は、外国人の日本語なのでちょっと聞き取りにくいところもあったが、その分、話は平易だし、初めて知ることが多くて私としては大変ためになった。普段の授業と違って、話や演習についてこられなくて落ちこぼれるということもないだろうに、そんなにヒマなら授業でも聞けばいいのにな。


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