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2008年05月12日(月) 着付けマダム13回と伝統芸能の夜

一日あけて、着付けマダム13回。夜は着物のまま、マダムと伝統芸能の会を観に行くことになっているので、ウキウキしながらお出迎え。
最近のマダムはお稽古のたびに「もうそろそろ卒業でいいかしらね。」とおっしゃるので、さしあたり困っていることを先日列挙したのを読み上げて見る。
1.着付け関係
1)粋な着こなし方
2)半幅帯の使い道・シチュエーション
3)伊達衿
4)半襟
2.お手入れ関係
1)振袖の袖を切ってもいいか?
2)着用後はブラシをかけたほうがいいのか?
3.新規購入関係
1)町でお買い得セールに出会ってしまったら??
2)帯揚げや帯締めの相場は??
3)帯揚げや帯締めは、あと何色を買えばいいか?
4)雨コートは必要か?
5)雨天に備えて洗える着物を用意したほうがよいか?
4.その他
1)ウィッグ
2)付け帯

まあ、粋な着こなし方は一朝一夕に身につくものではないのだが、一昨日のマダムのトークショーでのコーディネートのように、マダムがやれば粋、私がやると勘違いみたいになるのは、何が違うのか?マダム曰く「自信を持って堂々と着ればいいのよ。」なるほど。これは目を養って場数を踏むしかないということで。
半幅帯は着付け教室の教材だった錦糸の入ったリバーシブル半幅帯があるので、早速今日のお出かけで紬に締めていくことにしましょう、ということで今日のお稽古のメインが決まり。
伊達衿は、ゆかたで便利さが実証されたので私の中では納得。
半襟も面白い柄の生地が手に入ったら作ってみればよいとのこと。ただ、マダムはピンクの花柄などの甘い雰囲気の半襟はあまりお好みではないらしい。
私の成人式の振袖は、袖を切れば訪問着になりそうだと思っていたので、それを見ていただいて、長襦袢とともに切ることに即決。鈍いピンク色なので、(年取る前に)早めに着たほうがよいとのこと。
ブラシは、変に毛ばだつとよくないのでブラシはかけずに、陰干ししたあとでばさばさと振って仕舞うだけでよい。
街を歩いていて、呉服屋さんのお買い得セールなどがあったら帯締めなどを買ってみたいが、もし買うならばいくらぐらいの何色がよいか。着物の雑誌に載っているのは1万円ぐらいのものもあるが、ピンきりなので、なんともいえない。まあ2〜5千円ぐらいで気に入ったのがあれば買ってもよいのでは?色は、とりあえず錆び朱(煉瓦色)、抹茶色があると便利。
雨コートはもっていないので、これは絶対に買うべき。シルックなどの防水加工をした単衣の着物も1枚はあったほうがよい。ということで、今度問屋さんに買いに行きましょう、ということになった。じゃあ、帯締めもそのときにあわせて買うことにしましょう。ということで懸案事項がいくつも片付く。
ウィッグ(付け毛)は、先日ようこさんにもウィッグ買わない?とそそのかし、午前中に美容院に行ったときにもあると便利という話になったので、これは適当にあつらえることにしよう。着物で何回か出かけて気づいたのだが、美容院でびしっと結髪してもらえば見た人は他装と、自分で髪をあげてあれば自装だと判断するらしい。私の行っている美容師さんも私の説に納得していた。彼女は着付けもするので目は肥えているのだが、自装はいつも納得しないできらしい。それでも髪はきちんと結い上げて出かけるので、美容院で着付けたと思われるといっていた。
母から譲り受けた帯は、時代からして短いことが多いので、付け帯にすれば長さが足りなくて困ることもなく、帯も(これ以上)生地が痛まないのでそうすべきとのこと。といわれてもどこに頼んでいいのやらわからないので、「自分で切っちゃっていいですか?」と言ったら、マダムが呆れたように「これも知り合いの業者に頼んであげます」とおっしゃるので、お任せすることに。やった、ラッキー。
というわけで、さっそく付け帯候補を探す。なぜかマダムのほうが私の箪笥の中身をよく把握していらして、ほらあのお母様のこれこれこういう帯があったでしょう、あれをお出しなさい、といわれて出す。こういういかにもアンティークな感じの帯を現代物の紬などに合わせるといいのよ、という。昭和の着物には昭和の帯を…と、全てその時代に合わせると、中身まで古い人に見えてしまうってよくないとのこと。なるほど。銀一色の無地の帯があって、これはどうしたものやらと思っていたのだが、これは何にでも合うので便利。これもぜひ付け帯に、ということで都合3本を付け帯にすることにして、振袖とともにマダムのお宅に宅配便で送ることにして話がまとまる。

今日のお稽古というか、夜の会に着ていく着物はマダムお気に入りの空色の紬。これにリバーシブルの半幅帯を都結びにして、前回マダムから購入した青碧色の帯揚げ、義母から貰った帯締め。これで手持ちのものだけで4通り目。




着付け自体はずいぶん慣れてきた感じだが、やはりマダムの厳しい目から見るとずいぶんチェックポイントが外れているらしい。まあ細かい点がいろいろ見つかるものだ。上の画像は着付け直後ではなく、帰宅してからのもの。
お稽古を終えて、駅に行く途中にある美容院によって、マダムを紹介して、近くのファミレスで晩御飯。普通にご飯を食べて普通に電車に乗って3時間ほど観劇してまた電車で帰ってきたが、全然苦しくなかった。少し着慣れてきたかも。


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