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2008年03月19日(水) 豆腐屋が消える

先日、髪を切ったついでに駅前の商店街まで行って買い物。
普段の食材はほとんど生協の宅配でまかなっているので、商店街に行くのは数週間ぶりで、しばらく見ない間にまたシャッターの下りた店舗が1つ増えていたが、その前は何の店だったか思い出せない。100円ショップで2点買って、210円支払い。決してゾンザイではないが、これといって心もこもらない接客を受けて、次は豆腐屋。絹ごし1丁140円と揚げ60円を1枚買って200円ちょうど。
店番の奥さんが「ありがとうございます。」と、深々と頭を下げて、ちょうど土間に下りてきた亭主も「どうも、ありがとうございます。」と声をあわせる。大変なお仕事だなぁ。毎日早起きして豆腐を作り、冬の冷たい日も水の多い仕事場兼店舗で暗くなるまで過ごすのだ。十円玉数枚、百円玉数枚のためにその都度頭を下げるのだ。
この町に引っ越してきて、8年目。近所に四軒あった豆腐屋は、今ここしか残っていない。


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