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非常勤先のメールボックスに、聞こえない学生への対処方法というプリントが入っていた。それによると全学年で聞こえない学生は一桁で、新入生は私のクラスにいる二人だけだとわかった。複数展開している授業科目なので、私のクラスに入るのはまったくの偶然。神様、よくぞ私のクラスに彼らを配置してくださいました、という気持ちに。 プリントには、手話通訳者や教員の話を筆記するノートテイカーの学生への対処方法(彼らと直接やりとりしてはいけないとか、カーテンの開閉などの用事を言いつけてはいけないとか)が記載されている。が、どうやって手話通訳者やノートテイカーを手配するかなどは書かれていないし、窓口となる部署の記載もなかった。ただ、本学は積極的にサポートしているのが売りでございます、というような文言が並ぶだけ。うーむ。 聞こえない学生への対処方法は、基本的には知っていることばかりなのだが、授業の内容をあらかじめ知らせるとよい、ということが書かれていて目からうろこが落ちる。もともと半期の講義予定はかなり詳しいものを渡してあり、毎回の授業にはレジュメを全員の学生に配って、極力迷子をださないように講義を進めている。ろうの学生のついては、その場でレジュメの該当を指差したりして今どこをやっているかを知らせて気を配っていたつもりだったが、事前配布は思い至らなかった。 基本的に予習不要なのだが、事前にレジュメを一読しておけば、確かに負担は軽減されるだろし、クラスには日本語に難のある留学生にとっても同じことがいえる。 なんでこんなことに気づかなかったんだろうなぁ。いろいろ知ってるつもりでいてもまだまだですな。
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