WELLA
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2007年03月30日(金) 桜と灰と雪

お昼に非常勤先Bで会合。
授業の時は9時前に到着するように家を出ているのだが、11時開始にあわせて家を出たつもりが、やはり交通機関が間遠で冷や汗。前回も似たような過ちを犯して遅刻してしまったのだが、土曜日だったので間遠なのかと思っていた。時間帯の問題なのね。前回と同じメンバーがいて大幅遅刻はできないので、最寄り駅から飛び道具タクシーを使う。いつもどおり粛々と進んで、お弁当をいただく。前回は早春らしいメニューだが、今回は花見っぽいメニューになっていた(ちいさな三色団子つき)。今植えた種が数年後何かの拍子に芽吹き結実する可能性だってあるんだから、やる気のない不真面目な学生を嘆くのではなく、10年後、20年後を見据えて授業をしていこうじゃないか、というような話になる。
構内の桜は見事な枝振りのものがいくつかあって、日当たりがよいせいかほぼ満開。ケーキを買っていったん帰宅し、夕方から六本木へ。
駅はミッドタウン目当ての人で込み合っていたが、こちらの目当ては今日は六本木ヒルズ森美術館。夫との待ち合わせで青山ブックセンターに入り、フランス語の問題集をいくつか見る。基礎からやり直すようなテキストを見つけて、ぱらぱらと見るとよさそう。フランス語教室を休んでいる期間はこれをやろうかなぁ。でも投資先行だしどうしようとも思う。買うにしてもどこかの非常勤先の書籍部で割引で買おう。
森美術館は、お台場でやっているノマディック美術館Ashes and Snowのプレビューを4/1までやっている。すでにお台場の方は始まっているので、混雑はしておらず、ゆったりと楽しむ。それにしても不思議な世界だ。人は、なぜ猿と愛を交わすことができるのか、なぜ象に踏み潰されることがないのか、なぜチーターに喰われないのか、合成や加工が一切ないという映像を見ながらひたすら圧倒される。
プレビューを見た人はお台場のチケットの前売り券を半額で買う特典があり、迷わず購入。お台場の会期は6月下旬まで。その後同じチケットで上階のギャラリーを鑑賞。「笑い」をテーマにした2つの展示会と小さなプロジェクトの展示。日本の縄文時代から現代に至るまでの「笑い」の数々は、人と笑いやユーモアが切り離せないものであることを再認識した思いで大変面白かった。思わずくすくすと笑いながら楽しんで見た。現代アートである「笑い展」の方は、やや食傷気味。展示を見ながら、若い人や外国人がけらけらと笑っていても私たちには「はー、それで何か?」と思えるようなものもあり、後半はかなり飛ばして見てしまった。その後展望台をぐるりと回る。東京ミッドタウンの周辺は、夜目にも本当に様変わりしていた。
複数の展覧会を食傷気味に見て、展望台に行って、さらに別の展覧会の割引チケットを購入できて入場料1500円は安いかも。

参考サイト:
ノマディック美術館Ashes and Snow
http://www.ashesandsnow.org/jp/index.php

MORI ART MUSEUM [日本美術が笑う]
http://www.mori.art.museum/contents/smile/index.html

MORI ART MUSEUM [笑い展]
http://www.mori.art.museum/contents/laughter/index.html


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