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ipodをいじりながら電車に乗っていて、乗り過ごさないように気をつけていたら、乗換え駅の一つ手前で降りてしまった。あ、と思ったときには既に遅く、振り向けばドアは閉まる〜ちゃんらららんらん♪ このまま一電車待つのは悔しいので、改札を出てバスに乗ることにする。なかなか来ないバスを待ちながらあてずっぽうに選んだ曲を聴いていると、何やら遠くの町に一人でやってきた旅行者のような気がしてきた。空を見上げるとビルに切り取られた夜空は案外広くて、雲がいくつか浮かんでいた。 駅前の太い道を、笑いながら斜め横断する酔っ払い、持ち帰り弁当店で男を待つ若い女性、目の前は巨大なカニの看板で有名なカニ料理のチェーン店があって、巨大なカニがうにうにと足を動かしている。案外寒くなったのでカタカタとふるえながら、うにうに動くカニの足を眺める。耳に流れる曲はいつの間にか、ドビュッシーの映像になっていた。 夜空 カニの足 ドビュッシー …合わない。
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