WELLA
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2007年01月11日(木) 日本の姿

今日はしっかり夕飯を食べられない予定なので、お昼は出先の某老舗鰻屋へ。
1時を回っていたのでもう終わり近くガラガラ。20畳ほどの座敷の片隅に座ってお茶をすすっていると、自動的にうな重が運ばれてくる。何しろメニューは一種類しかない(以前は二種類あった)。肝吸いをずず、うなぎをパク。うーんおいしいんだけど、正直味が落ちたかも。
座敷の奥のほうに、8人組オヤジあり。まあだいたい、20代〜30代または40代から50代なのだが、からの重箱を目の前にして○○省がとか著作権が云々とか盛んに話している。食べ終わったらさっさと出て行けよと、目はあわさずに念波を送るが、一向に効き目なし(←当たり前)。
やっと席を立ったと思ったら、8人が1人ずつお会計だという。ぉぃぉぃぉぃ全員同じもの食べてるんだから簡単だろ?まとめて払って後で精算しろよと思いながら眺めていると、ちょっと避ければいいのに座布団を踏んで歩くわ、先に出た面々は後から来る仲間を思ってのことか、店の入り口の引き戸を開け放したまま外でタバコすってるわ、中にいる人間はいつまでもぐずぐずと身支度してるわ、なんともぐだぐだな行動だった。
こんなのがなぁ、大人なんだよなぁ。

食後に道を歩いていると靖国神社が出てきたので行きがかり上おまいり。今はお正月の華やかさの名残があるが、いつ来ても重苦しい気持ちになるところだ。さすがに年齢層がぐっと高い。生まれて初めて来たといって喜んでいる人や、鳥居の前で記念撮影をしている人もいる。拝殿脇で拝殿に向かって哀調を帯びた曲を演奏をしている老夫婦がいた。軍歌のひとつなのか夫がハーモニカを吹き、妻がそれにあわせてシャンシャンと鈴を鳴らしている。こうして曲を捧げにきているのだろうか。
私の前でお賽銭を投げていたのは、大学生らしいカップルだったが、正ちゃん帽姿の男子の方が、頭を下げるときにすっと帽子をとったのが印象的だった。


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