WELLA
DiaryINDEXpastwill


2006年05月20日(土) 林川(仮名)さんとスキヤキ

せっかく奮闘したゆで野菜を使う暇がない。
金曜日は夫が帰りが遅く、さらに好物のお団子やさんのお土産を持ってきたので、夕食は簡単に済ませ、しかも私は非常勤先Bでロールケーキを買ってきてしまったので、土曜日の朝食はロールケーキ。昼は仕事なので外食。夜は夫の研究室にいるフィンランドからの訪問研究員、林川さん(科名)とスキヤキ。
このスキヤキやさんはオフィスビルの中にあって、休日はすごくお得な価格設定。お得なお値段なのに、前菜からデザートまで一通り出て、着物姿の仲居さんがつききりで鍋のお世話をしてくれるし、掘りごたつの純和風の個室もあるので外国人にはとても喜ばれる。
この間見たフィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」の話をしたり、彼が通っている日本語教室や、入会したばかりの柔道クラブの様子を聞いたり。フィンランド語の発音はほぼ日本語の発音に近いので(日本語のほうが平板というかアクセントが弱い)、発音は英語話者などに比べて自然。この機会を生かして集中的に日本語を勉強すべきだと考えているようで、毎日3時間のクラスを受けているのだという。しかも柔道クラブのメンバーは誰も英語を話さないそうで、ますます上達が早いだろう。あとは紙と鉛筆を取り出して、漢字を書いたり、ハンコ用に日本語名を考えたり。
とはいうものの、現時点での会話は英語。僕らのなかに誰も英語のネイティブじゃないけど、こうやって英語で話ができるのはいいねーなどとほとんどネイティブの彼が言う。私は会合の直前にフランス語の復習をしていたので、とっさにフランス語の単語を口走ってしまい、彼はフランス語も話せるそうなのだが先祖はスウェーデン人で、日本語のクラスにスウェーデン人がいるのに話しかけようとすると日本語ばかり思いついてしまうといっていた。やっぱり外国語用の脳っていうのはすごく狭くて、その時点では1つしか入らないんじゃないかという話をすると、彼もまさにそんな気がすると言う。でも続けて「だけど英語は別格だね」とさらりと言っていた。やっぱな(-"-)


れいこな |MAILBBS