WELLA DiaryINDEX|past|will
29日に夫が出張から帰ってきて翌日曜日はほぼ半日死亡。月・火は私は休みなのに夫は仕事、というわけですれ違い夫婦が初めて同時に休みましたとさ。 時差ぼけが取れない夫は、早寝しては夜明け前に寝床から逃亡してごそごそ仕事をし、さらに明け方眠りについては朝寝坊というのを繰り返している。今日もご他聞に漏れず朝ぐずぐずしているのをたたき起こして朝ごはん。今日は藤田嗣治展@国立近代美に行くのだ。先人たちに聞くとすごい混雑だというので、朝一番を狙っていかねばならぬ。 結局夫がぐずぐずしていた分出発が遅れ、10時半前に到着。まだコインロッカーも空いていたので、お弁当(といってもハレ用ではなく普段の通勤弁当)と水筒の入ったリュックを収めて、会場へ。混雑はしているものの、混乱はしておらず、細かな描写に目を見張ったり、時代(住む場所)によってがらりと変わる画風に驚いたりしながらたっぷり鑑賞した。常設展も見て約2時間後に外に出たら入場制限がかかっていた。併設のフレンチレストランは60分待ちだった。ほー。 北の丸公園に行ってひんやりとした木立の下でお弁当を広げる。図書館から借りたらしい本をベンチでゆったり読んでいる人もいて、なんかいい感じ。子供が駆け回っていて、少子化って言っても子供いるじゃん、大丈夫だねなどと偏った意見を夫と交し合う。 その後、分館である工芸館を見る。ここは古い建物好きとしては一度入ってみたかったのだが、本館からは駅と反対方向にあってなかなか来られなかったのだ。藤田喬平のガラス作品が多く展示されていて、透き通ったもの好きとして楽しく鑑賞した。 その後、北桔梗門から皇居東御苑へ。入り口で入園票をもらって中に入る。意外と人が沢山いて、外国人観光客も多い。芝生の上に上半身裸で寝そべっている白人カップルなどもいて、場所が場所だけに時代の差を感じる。天守閣跡にや松の廊下跡を見ながらてくてく歩く。遠くでデモか集会をやっているようだ。日比谷公園からなのか「んだとぉ〜ゴルァ〜」みたいな拡声器を通した怒号が聞こえてきて、憲法記念日だということを思い出す。 大手門に抜ける途中に三の丸尚蔵館があって「伊藤若冲を中心に」と銘うった展示をやっているのを思い出した。早速なかにはいると、中心にといいつつ一度に展示しているのではなく、何期かに分けてちびちびと展示しているよう。売店で絵葉書はすべて買えるのだが、全部見るには通わなくてはならないのか。まああの狭さだし、入場無料だし文句は言えないのだけれど。立派な石垣を見たり番所跡を見たりしながら、大手門で入園票を返して外に出る。これで入園票の出と入りが合わなかったら閉門後捜索隊が出るんだろうな。大手門の目の前にパレスホテルがあったので、すぐ地下鉄に乗れるかとおもいきや私の乗りたい線の大手町駅は遠かった。これなら東京駅に出たほうが良かったかも。最寄り駅で降りてコンビニでアイスを買って帰る。美術館の入場料と往復の交通費以外の出費としてはこれだけ。お金のかからない一日だった。 善哉、善哉。 参考サイト: 東京国立近代美術館 http://www.momat.go.jp/ 皇居東御苑 http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-03.html 三の丸尚蔵館第40回展開催要領 http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05-06.html
|