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昨日の残りを平らげて、朝7時半に家を出る。東京は晴れているが、さて北陸はどうか。小松空港は強風のため、着陸できなければ羽田に引き返すといわれるが、とりあえず機上の人に。富士山を越えるぐらいまでは地上も黒い地肌が目立っていたが、みるみる一面白い世界になっていく。小松空港上空で何回か旋回し、普段と違う侵入経路らしく小松市内の街並みを間近に眺めながら着陸。思わず小さく拍手する。 小松駅までバスで出て、駅前の商店街でおそばのお昼を済ませる。ところどころ青空ものぞいていてあまり寒くない。各駅停車で富山方面へ。小松駅はいつの間にか立派になっていて、ホーム頭上にはドームがかかっている。全天候型のはずなのに線路に目をやるとところどころ雪の塊が。よそからくる電車が運び込んでくるらしい。特急は数十分遅れ、各駅停車も数分遅れで運行している。市街地でこんなに雪が深いのを見るのははじめてである。三両編成の電車でまず高岡まで、そこから30分の待ち合わせでさらに小さい電車に乗り換え、日本海の荒波を見ながら氷見まで。どんどん雪が深くなっていく。今日のお宿は氷見の海沿いに面したちょっと大きめのホテル。送迎バスに乗り合わせた別のお客さんは車で来る予定を電車に変えたらしい。この雪の中他県の人間が運転するのは大変だ。 部屋に入って一服した後浴衣に着替えて早速温泉へ。露天風呂は日本海の景色が素晴らしいと聞いていたが、降り積もった雪が視界をさえぎってしまう。湯船からは雪しか見えないが、はーっ極楽極楽。お湯は少し塩分を含んでいる。 夕食は食堂へ。我々が通された部屋は夫婦やカップル客ばかり8組ぐらいがいる。他の部屋からは子供の声や年配客のグループのがやがやした雰囲気が伝わってくるので、年齢やグループ構成によって分けているのかもしれない。そんなに安い宿ではないのに大学生ぐらいの若いカップルが何組もいて驚く。クリスマスイブに張り込んでいるのか?彼らの浴衣の独創的な(笑)に着こなしに目を丸くする。帯じゃなくて紐だと思っているか、リボンのつもりなのか。 食事は追加注文が出来るように、品数量を抑えてあるというので、足が数本少なくて格安になっているズワイガニの焼いたものと鰤かまの焼いたものを追加してもらう。氷見といえば鰤で、その名も鰤コースというのを頼んだので、はじめから胃袋の酢の物、お刺身、陶板焼き、ぶり大根、ぶりの粕汁と鰤尽くし。その他に氷見うどん、ご飯とおこうこなどが出る。カニは甘みのある身がぎっしりつまっていたし、鰤は脂が乗っているしでありえないほど満腹。 部屋に戻って宿題のようにもってきた年賀状を書く。もういちど温泉に入って早々に寝る。
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