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PCを打つのは人より早いが、たぶんタイプライターは人並みぐらいにしか打てない。指がキーとキーの間に落ちて挟まってしまう。普段日本語を打つのはローマ字打ちだが、カナもそれなりに打てる。今は知らないが銀行の為替を打電するシステムなどはカナ打ちだったので、割と練習した。しかし携帯はどうも苦手。キーボードではまるで指先で考えているかのようにすいすいと文字が打てるのに、携帯となるとまるで水を失った魚のようである。さすがに片手だけで打ってはいるが、携帯を握り締めたまま石のように固まってしまう。ロダンの考える人ならぬ石の人である。 これじゃいけないと思って近似変換が使える賢い携帯に買い換えたのに、近似変換さんと私の語彙が微妙にずれているらしく、あっちこっち行きつ戻りつつ、そのうちに何を打っていたんだかよくわからなくなってしまう。さっきちょっと気合を入れて長い文章を入れてみたら(といっても300文字ぐらい)、なんど「トルシエ」という言葉と出会ったことか。私はトルシエには用はない。「何気なく」という言葉より先に「なにげに」が出てくる。日本語間違ってるぞ。時間帯によって「私が悪かった」とか「二次会行く〜?」とか与太メールにありがちな文章がどんどん出てくる。ううう。近似変換さんの示すとおりの文字をつなげていって、本来書きたかったのとはぜんぜん違う文章を作ってしまいそう。変換辞書は年代によって変えられるようにしてほしいぞ。私の年代ならば「まいっちんぐ」などの死語も入れてほしいものである。
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