WELLA
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2005年05月09日(月) サカナde学生さん

午前中非常勤L。直前になって設定の変更が専任教員から伝えられたり、受講態度に関して一人腹に据えかねる学生がいて一日中不愉快。後から読み返して立腹をリピートしても仕方がないので詳細には書かないが、その学生には毎回何かしら不快な思いをさせられている。今日はついに厳しい口調で注意してしまってそれもまた不愉快に輪をかけている。以後気をつけますと言っていたが、気をつけるんじゃなくて性根を入れ替えないとダメだと思うよ、君は。
それ以前にも伏線はあって、私が教室に入ろうとしたときに2つあるドアのうち1つに施錠されていた。もう片方のドアから入ると学生たちは平和に着席していて、誰一人として後から来るクラスメートの為にあけておこうとは思わなかったらしい。しかも私がもう片方のドアから入ってきたときに、後ろからついてきた学生の為にドアを開けておいたら、そのままドアを閉めずに着席しようとしていた。その学生にはドアを閉めるように言い、すでに着席していた学生にはドアは開けるようにいう。なんか小学校みたいだぞ。
最近はメールで簡単にコンタクトが取れるので、非常に気安くメールしてくる。それ自体が悪いことだとは思わないが、授業中にちゃんと聞いていれば理解できることを「念のために」質問してきたり、使い走りのような頼みごとをしてくる。私は授業で感想カードに、よいポイント、悪いポイント、その他を書いてもらっているが、今日は○○の理由で××はできませんと、きちんと断りを入れて授業中に了承を求めているのに、悪いポイントに「××ができなかった」と書いてあるのがあって力が抜ける。先日風邪で声が出なくなったときは、多くの学生が「声が出ないのにありがとうございます」とか「お大事に」と書いている中で、「先生の声が聞き取りにくかった」というのを悪いポイントとして書いてあって落涙した。こういう人の神経を逆撫でする無邪気さというのは、想像力の欠落が原因なのか、甘やかされて育ったせいなのか。
今日出来なかった××は次回やりますと言われたときに、「今回××ができなくて残念だった」と「次回の××が楽しみです」とでは、同じ事象について書いていても、与える印象が全然違う。神経を逆撫でする学生は、メールでも受講態度でも提出課題でも同じようなことを繰り返す。こういうちょっとしたところに、育ちのよさとか、可愛がられやすさとか、世渡りの下手さとかよく現れていて、世渡りが下手な学生さんはつくづく気の毒だと思う。自分が学生のときもきっと想像力が欠けていて直截すぎて、周囲に不快な思いをさせていたんだろうなぁ。若すぎてなんだかわからなかったことがリアルに感じてしまうこの頃である。


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