WELLA
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2005年02月12日(土) 生きていたなら出来るだけ早く

午後兄一家が車で来る。
15年ぐらい前に買って実家に置いたままになっていたCDラジカセを持ってきてもらう。当時のCDラジカセといえば、黒くて巨大なのが定番。母が邪魔に思っているようだし、カセットがダブルデッキなのが語学学習用には便利なので引き取ることにした。やっぱり大きいなー。電子レンジより大きいんじゃないか。まさに無駄に大きいが、音はそれなりにいい、はず。
夫は出かけてしまったが、買ってきてもらったおすしなどを広げてまずは腹ごしらえ。姪はこの春年長さんになるが、急に大人びてきた感じ。家の中を興味津々で歩き回ったり、こっそり押入れを開けたりして、ずいぶん周囲の環境に関心が出てきた様子。甥は相変わらずおとなしいが、たまにおとなしいだけでなくたまにきかんきなところも垣間見せていて、だんだん男の子らしくなってきた。ところで兄の一家は遊びに来たわけではなく、先日買った非常用食料の割り当て分の引取りと、一族の防災時の連絡手段などを話し合うために来た。災害時に、兄と両親が住む家と、兄嫁の実家と、夫の実家とどう連絡をつけるかというようなことと、あわせて各家の連絡先と避難場所などを一覧表にしておこうということになる。兄嫁の実家と我が家は同じ区内なのでいざというときは、助けあえるだろうし、特に我が家は幹線道路に面した免震マンションなので、他に比べ被害が少ないのではないかという予測に基づき、いざというときも集合場所や連絡リレー地点として使ってもらえるのではないかという希望もある。しかもうちはマンション内に人はたくさんいるが、顔見知りもほとんどいないので、近くの他人より遠くの親戚を当てにしたい。
災害の種類としては震度6以上の地震を想定(他にも大雨や津波もあるかもしれないが、一応関東平野限定なので)し、即死もしくはそれに近い状態になるか、しばらく避難所生活を送るか、中程度で不便ながらも普段の生活基盤で生活できるか、の三段階にわけ、それぞれの中でできるだけ死なないことを目標に、そして安否をできるだけ早くお互い知らせあえるようにしたい。「お互い」の範囲としては、物理的な行き来しやすさと、親等の近さの二つのベクトルと、つまり地縁と血縁の深さに基づいて、協力しやすそうな親戚と助けが必要な親戚をピックアップしてみた。働き盛りの世代であるいとこを中心に、身近な親戚の安否がつかめるネットワークを作ってみようかと考えている。もちろんネットワーク参加は本意ではない人もいるだろうし、あくまで私と兄を中心とした人間関係なので、われわれの(助かりたい、助かって欲しい)便宜を優先している。夫の実家と兄嫁の実家とでは何のかかわりもなかったりするわけだが、まったくの赤の他人というわけじゃなし、もし助け合えることがあればいいし、という話ではある。
とりあえず、どこにどういう親戚が住んでいて、どこの避難所が割りあてになっているかという防災地図と、その家およびその家の安否は誰(遠く離れた息子とか)に聞けばわかるか、という連絡リストを作ってみることに。これをまず両親・兄世帯・うちを中心にあてはめて作成し、これに基づき周囲の身近な人に説明して協力を仰ぐ、というのが現実的なところだろう。自分が住んでいる自治体の防災関係のホームページやNTTの防災伝言ダイヤル171(いない)も活用できそうなので、これもあわせて広報してみようとか、話し合ってみると意外と「知ると知らぬじゃ大違い」なことや知恵が出てくるものである。
夕方新しい非常勤先(集中講義・遠距離)の提出書類を書く。書くとこたくさんあるなぁ。遠距離臨時雇いの私に常勤の通いの人と同じ形式で、新幹線で行くのに交通費を一ヶ月定期の額で申請させたり通勤経路と交通機関ごとの移動距離を書かせることに、いったいなんの意味やあるか。しかしこうなってくると意地になって豆粒のような地図を書いたり、定期代を調べてしまうのであった(←無駄)。新幹線の通勤定期代はネットだけではわからなかった。毎日通う距離じゃないって(-"-)。
夜は近所のラーメン屋に行くつもりが途中で気が変わり韓国焼肉家庭料理店へ。にんにくのホイル焼き、うまし。
参考サイト:
災害用伝言ダイヤル http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/


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