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そろそろ、阪神淡路大震災から丸10年。 そういえば、最近新聞の折り込みチラシにも防災用品の扱いが増えてきたような。関東だと防災の日=9月1日(関東大震災)という思い込みがあったが、9月の残暑厳しき折だけでなく、1月の寒の内にも当然来るわけだから、その季節にあった防災用具の準備というのは必要だと思う。小さいときから近々大地震があるかも知れないと言われて育ったので、地震については刷り込みのように恐れを抱いていて、今住んでいるマンションも免震構造になっているし、マンション全体に食料の備蓄はあるし、そういうところを選んではいるが、自己防衛としてどれだけの備えをしているかというと、実は心もとない。せっかくそろえても、いざというとき季節はずれだったり使い方がわからないと困るし、本当は月に1度ぐらいは点検や訓練をしたほうがいいのだろう。 寝室の天井灯のシェードは和紙製、余計な家具は置いていない。就寝中に地震が起きても何かの下敷きになることは今のところないのだが、万一生き埋めになったり閉じ込められたりして発見されないのは困るので、音のでるものを買うことにした。原始的なところではホイッスル(呼子)。映画タイタニックで、救助船の存在に気づいた女主人公ローズが、手を握ったまま凍死した恋人の手を振りほどき、海上で凍死した航海士の胸元からホイッスルを取り上げてあらん限りの力を振り絞ってホイッスルを吹きならすシーンは、生への執着を感じさせる凄みがあった(遠い目)。 …で、ホイッスルだとただ音を鳴らすだけなので、近くに人が来てくれないとあまり意味がない。遠く離れた家族に無事(というか生きていること)を知らせるには、やはり電話やメールが便利。外からの情報を得るにはラジオも欲しいし、暗闇は怖いので懐中電灯も欲しい、でもバッテリーには限界があるから充電器も必要か、と考えて探してみたらやはり同じことを考える人はいるようで、欲しいものが商品化されていた。 防まつ型 充電ラジオ http://tlet.co.jp/av/ind_radio.htm FM/AMラジオに手回しハンドルがついていて、ぐるぐる回すと発電して、内部の蓄電池に充電したり、アタッチメントをつければ携帯電話に直接充電できる。他にサイレンとLEDライト(白色)がついていて掌に収まるタイプ。 これでバッテリーの心配はとりあえずなくなったので、生き埋めになっても落語を聴きながら(やってるのか?)救助を待てばいい。しばらく練習で使ってみて、使い勝手がよさそうなら、両親の分も買っておこうかな。核家族時代なので、本当は親兄弟とも万一のときの連絡の取り方などを話し合っておかないといけないと思う。災害が現実味を帯びないうちに、家族総出のレクリエーション感覚で訓練するとか、そういうキットはないかなー<他力本願 ホイッスルは引き続き探索中。やはり人力で作用するものは大事。はだしで歩くのは危険なので、持ち出し用品の中に携帯用スリッパを入れておくとか、口座番号や運転免許証の番号を控えておくとか、そろえるものはたくさんあるなぁ。あと携帯トイレとか、給水バッグとか。100円ショップにも防災用品はありそう。とりあえず職場からの帰宅困難者にはならずに済みそうだけど、天災が来るならできれば出先ではなく自宅にいるときにしていただきたい。
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