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天気がよくこれといった行事もないので散歩に出かける。 前から行ってみたかった隣の沿線のほうまで散歩してみる。東京の電車は山手線の内側は網の目のように地下鉄網が張り巡らされているが、外側は放射線状に伸びていて南北の移動はとても不便。バスが使えるところはまだいいが、今回は途中までバスで行って、そこからさらに別の線のところまで1kmほど歩くことにする。 このあたりは武蔵野の面影が残るところで、都市開発された中にも時々うっそうと竹やぶが茂っていたり、雑木林で鳥がちゅんちゅん鳴いていたりする。が、これはすべて個人宅の敷地内で、塀や竹やぶの外からうかがい知るのみ。昭和の初期にこのあたりが宅地として開発されて、そのまま今に残っているらしい。実際、札にも○○區と住所が入っていたり、表門を入ると松が植わっていて、ガラガラと玄関を入ると右手に応接間(洋間)があるような、向田邦子のドラマに出てきそうな当時のモダンな住宅もいくつか残っている。 目的地は昭和初期に当地に移転してきたという寺院で、行ってみると案外しょぼいところだったが、逆に当時このあたりがいかに何もなかったかを髣髴をさせるところだった。 帰りもまた歩き。途中で石釜で焼くピザの専門店に寄る。この店はピザかパスタに飲み物・サラダつきというランチメニューがあって、ほとんどの客がそれを頼んでいるのだが、ピザはナポリ風でもっちりとしているし、前回着たときは最後おなかが一杯でうんざりした記憶がある。今回はわれわれはランチメニューのピザを一人前にする代わりに、ワインとデザートを頼む。おいしく感じる間に食べ終えてよかった。
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