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2004年09月23日(木) Mr. Yoshidaの照り焼きソース

今日のお昼も鯖。パスタ茹でて、トマトソース作って、鯖をオリーブオイルでソテーして、オリーブオイルをまぶしたパスタをお皿に盛って、鯖のっけて、鯖が入ってたフライパンにトマトソースいれて一煮立ちさせて、パスタの上にかけて、オリーブのっけて、乾燥パセリ振りかけて終わり。うーむ。男の料理のようだけど、おいしかった。サバサマサマである。イタリアンで鯖っていうのは、あんまりぴんと来ないけど、塩漬けのアンチョビとか同じ青身のいわし系の魚の調理法だったら、多分あうだろう。
ところで、ハインツの「かけて本格イタリアン」というトマトソースをご存知だろうか。私は出来合いのソースのようなものはあまり買わないのだが、いつか御徒町の食料品問屋で買い物をしたときに、レジ脇に1個だけ捨て置かれたようになったのを、魔が差して買って帰ったことがある。火にかけず、そのまま卓上でかけるだけで本格イタリアンという胡散臭さ。「白身魚、肉ソテー、卵料理に」と書いてあって、あまり期待せずに使ってみたら、これが美味なのよ、おくさん。バジルとかオレガノとかふんだんに入っていて、こってりしていておいしい。鯖にももちろんあう。しかーし、さすがにレジ脇に捨て置かれていただけあって、どうも廃番のようなのである。多分最後の一個だったのだ。しかもうちにある分はあとちょっとしか残ってないの、ぐっすん。
念のためハインツ日本のページで探してみたけど、やっぱり見つからず。こういうものは本家アメリカだろうと思ってみてみたら、いかにもアメリカ人がすきそうなタバスコ入りのトマトソースなどはあったけど、ここにも見つからず。その代わり、こんなものを見つけてしまいました。Mr. Yoshidaのグルメーソースですって。Mr.Yoshidaって誰?
http://www.heinz.com/jsp/mryoshidas_f.jsp

初台で行われているreactivity展へ。
薄暗い空間に奇怪な電子音や閃光を発するものとか、10種類ぐらいの作品。これらが観客の動きとか操作に応じて、unpredictableに変わっていくというもの。

入場して、まず思ったのは、展示物がすかすか。カジュアルな服装の係員が説明してくれるのだが、人によって妙にオタクっぽく熱く語っていたり、素人が聞いていても表面的にかいつまんだ説明だったり、この人ほんとにわかってるの?と不安になる。作者自身は、深い考えと情熱をこめてその手法を選んだんだろうが、多分「そういっちゃおしまいよ」というような説明もされていたのではないか?よくわからないけど。なんとなく高校の文化祭を彷彿とさせる。Reactivityといっても、ここにセンサーがあってここで動くとこうなるのか、とか、ペンタブレットがこう動いたらこう軌跡をつくるように計算してあるんだろう、とか、どうも作品自体に驚くよりも、どういう仕組みになっているのかを考えてしまう。多分、展示の企画をした人の見せ方があまりうまくないんだろうと思う。ただ、われわれの前にいた、デザイン専門学校生風の二人連れはどの作品も積極的に試して、展示自体を非常に楽んでいたので、その芸術性をわかる人にはわかるのだろう。
一番面白かったのは、光を吸収する蓄光シート。このシートを貼り付けた床やベンチにライトが当たると光を吸収して、ライトが消えると自ら光を発する。物の影などで光がさえぎられた部分は光を吸収しないので、ライトが消えるとそこに影絵のように黒い部分が残る。影絵の狐を作ったり、めがねを置いたり、して遊んだ。
やっぱりゲージツは、前衛的である前に心地よいもののほうが好きだ。

「Reactivity展」http://www.ntticc.or.jp/Archive/2004/reactivity/index_j.html


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