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営団地下鉄丸の内線のシンボルカラーは赤である。営団地下鉄の車両は、広告ジャックの場合以外は、銀色の車体に横一本シンボルカラーのラインが入っているタイプが多いので、丸の内線は銀色の車体に赤線が入っている。 先日夫が「丸の内線に乗ったら昔のだった」と言いながら帰ってきた。以前は車両全体に塗装が施してあったのだが、丸の内線は赤いボディに白い幅広の帯がはいり、さらにアールデコ風の銀色の模様が入っている、ちょっとしゃれたデザインだった。http://www.tokyometro.go.jp/anzen/sharyo/annive_marunouchi.html 今でも博物館などに行けば見られるのだが、実際走っているのを夫が見たというのだ。へぇ、珍しいねと言いながらあまり気にとめていなかったのだが、私も丸の内線を利用したときにその古いデザインの車両に乗ることができた。私にとっては親戚の家に遊びに行くときなどによく利用した、懐かしい車両である。タネを明かせば、製菓会社の広告ジャックと丸の内線50周年のコラボレーションということらしい。赤いボディといっても、当該商品であるチョコレートのパッケージの色に近く、昔の丸の内線よりももう少し鮮やかな赤で確かに白地に銀の帯がついている。ところどころ帯がなくてチョコレートの製品名と50周年を祝う文字が入っている。他の乗客は「これって今は塗装してあるんじゃなくてシートを貼ってるんだよね」とか言ってる。なるほど。ネットで調べてみたら1本だけ走っているらしい。粋な計らいじゃねぇか。駅に着くごとに携帯カメラを構えた若者が嬌声を上げる。 ところで同じ日に新宿に行った。中国人や韓国人の姿を多く見かける。見かけるといっても、話しているのを聞いて初めて日本人でないことに気付くかんじである。途中でセルフサービスコーヒーの店に入ったのだが、席がなかなか取れずに飲み物をとってうろうろしていると、ちょうどグループが席を立った。座れるかと思って近づいていき、テーブルの上のコップ類を片付けている男性に「空いてますか」と声をかけようとしたら、「空いてますか」と「空きますか」がまざって、「あいえますか」とかなんとか言ってしまった。すると男性が「のーのーのー!うぃていきんぐでぃす("No,no,no! We taking this"か?)」と言ってきた。てっきり日本人だと思っていたので、驚いて思わず「Oh!Oui!」とまた謎な発話をしていると、男性は私に向かって「Sorry!」といったあと、カップを片付けて戻ってきた仲間に「全部カップ捨ててきた?」と普通の日本語で聞いていた。なんだ、日本語しゃべれるじゃん、ていうか日本人じゃん(-"-)! いったいなんだったんだろう…。
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